過去ログ - 【艦これ】エラーねこのなく頃に 艦こまし編
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51: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/07(水) 10:23:36.67 ID:viYYOFy10
あの木曽も二度の大規模改造を経て、強力な先制攻撃が可能な重雷装巡洋艦へと進化し、敵戦艦らと渡り合えるようになったのだ。
ならばこちらも同様に戦果を上げるには、改造を経て戦力の増強を図るのは道理である。

「でもよ、あの提督が許してくれると思うか? オレが今まで何度も頼んでも、あいついつも『燃費が悪くなるから却下』の一点張りだったじゃねーか。お前も知ってんだろ?」
「あれは頼むというより、天龍ちゃんの一方的な駄々こねだった気がするけど〜」
以下略



52: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/07(水) 10:26:44.02 ID:viYYOFy10
「まあまあ。とにかく、次は私も一緒に説得してあげるから〜……ね?」

交渉の基本の一つは、相手にこちらの要求を呑むと得られるメリットを提示するか、呑まないと降りかかるであろうデメリットを提示するか。
前者はそこそこに、しかし後者に関しては最早十八番である龍田の交渉術という名の脅迫と言外の圧力に対抗できる者は少ない。
そんな龍田が説得に加われば、提督が膝を屈する未来も見えてくるというもの。
以下略



53: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/07(水) 10:28:26.68 ID:viYYOFy10
そう言って笑う龍田は、まるで気になる男子にどうちょっかいをかけてやろうかと楽しく考えを巡らせている少女のようであった。

それを見て天龍は――

「はぇー……龍田お前、ホント提督のこと好きなのな」
以下略



54: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/07(水) 10:30:51.87 ID:viYYOFy10
「…………はい?」
「だってよー、提督が飯食いに来る時間なんてずっと気にして見てねーとフツー分かんねーし覚えねーだろ? それこそ毎日秘書艦やってるとかなら分かっけど、オレらそもそも秘書艦なんか全然やらねーしさ」
「………………」
「お? もしかしてあれか? 入り口に近いこの席選んだのって、提督が来たら真っ先に挨拶できるようにとか、あわよくばちょっとちょっかいかけてやろうとか――って、龍田? どうした手に塩なんてのせて――」
「そ〜れっ」
以下略



55: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/07(水) 10:35:24.68 ID:viYYOFy10
以上、天龍田雑談編でした。続きは近いうちに。


劇場版の天龍ちゃんがクソカッコよすぎでほっこり。
そして四姉妹の中で榛名だけ影が薄くてガッカリ。


56:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 13:11:28.89 ID:+yzvflxUo
おつおつー



57:名無しNIPPER[sage]
2016/12/12(月) 14:55:13.12 ID:ffpDbNeN0
おつ


58: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/18(日) 16:02:29.07 ID:dLj8CaIw0
さあさあ、行きましょう
天龍田編其の二。まずは一人目


59: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/18(日) 16:03:33.63 ID:dLj8CaIw0


その先触れは、食堂の入り口から静かに入ってきた。

「ぐぎぎぎぎ……あ、おい龍田っ。誰か、誰か来たって! 提督かもしれねーぞ!? てーいーとーくっ!」
以下略



60: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/12/18(日) 16:05:07.56 ID:dLj8CaIw0

「あら〜榛名さんと……」
「足柄姐さんじゃねーか。どうしたよ、何か……やつれてね?」

「「………………」」
以下略



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