過去ログ - 【君の名は。】「君の名を。」【夢と知りせば(仮)】
1- 20
24:名無しNIPPER[saga]
2016/10/08(土) 01:08:27.27 ID:uLEGWB8lo
ドアを開けると、そこは糸守町だった。彗星で滅ぶ前のあの。

君がそこにいる事を確信し、走り出す。脚が地面につくのを待つのが面倒くさいくらい、早く走る。

足が、飛び出た木の根に引っ掛かる。5年前にてっしーの自転車を壊してしまった場所。

バランスを崩して崖から落ちてしまう。三メートルほどの高さから

でも俺は落ちることは無かった。

いや、落ち続けた。

三葉が俺だった時の記憶が一気に流れ込む

『タマゴコロッケサンドにしようぜ』『なんか可愛かった』『天井の木組みがいいね』『今日の君の方がいいよ』『ガラスの厚さがいいね。』『10pだったか?』
『パニーニの模様がいいね』『旨いね』『おっ見ろようちの学校だぜ』『高校卒業したら奢ってよ』『やっぱりコンクリートとガラスの配置がいいね』『おとうさんの仕事が見たいなんてめずらしいじゃないか』

俺だった三葉の記憶が俺の中に全部入ってきた。

三葉も、同じ経験をしてる。わかる。繋がってるから。

落ち続けていると思ったら今度は体が持ち上がって、もとの場所にいた。

俺は再び走り出した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
34Res/26.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice