過去ログ - 国王「さあ勇者よ!いざ、旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」
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555: ◆cJ/Se2MNFnrs[saga]
2017/02/18(土) 19:54:33.71 ID:ewZuS7NzO

戦士「ぜっ!」ヒュン

戦士「ふっ!」バッ ギュン

戦士「…ふう」

戦士(身体の調子はいいようだ。しっかり休養が取れたのは有り難かった)

戦士(…きっと上手くいく)

戦士「…」カサッ…

「――これをお前たち兄弟が読んでいるということは、私はもう死んでいるという事かもしれない」

「そうだとしたら、それもまたしょうがないことだな。既に私もそれなりの覚悟はしている」

「戦士の方は、私が死んだことで自分を責めている姿が目に浮かぶ。まったく、分かりやすい奴だ」

「私がお前たちを生かすために命を賭けたのだとしたら、それはお前に"私の分まで務めを果たせ"なんて呪いをかけるために死ぬんじゃないってことを、理解してほしい」

「手に入れた生は、思うさま生きろ。お前たち兄弟が自ら選んだことならば、例え私が生きていても、恐らく口は挟まないだろう」

「それから…兄だからって弟に遠慮ばかりするなよ。その優しさは尊いが、少し危うい」

「お前は力がないんじゃない、必要ないんだ。弟にお前のような計算が出来ないように」

「だから、胸を張れ。お前たち兄弟は、どちらもが、王国には必要な存在さ」

「いつまでも二人協力して、時には取っ組みあいなどしつつ、私を楽しませてくれ」




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