過去ログ - 国王「さあ勇者よ!いざ、旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」
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964: ◆cJ/Se2MNFnrs[saga]
2017/08/05(土) 11:15:46.85 ID:4ijQgHD20

氷姫「――あたしはね、元々魔界の片隅でお母様と静かに暮らしてた」

氷姫「お母様は、あたしは本当は由緒ある血筋なんだって言っていたけど」

氷姫「氷の湖で魚を捕る暮らししながらそんなこと言われたって、あたしには信じることができなかった」

氷姫「でもある日、氷部署の男がやって来て言ったの」

氷姫「"貴女は前部長の雪狼様の血を引いている"」

氷姫「雪狼様が病に臥せっているのに世継ぎが事故で行方不明になったから、氷部署の跡取りとして来てほしいっ…て」

氷姫「………嘘みたいな本当の話よ。あたしは、本当に氷の姫だったってわけ」

氷姫「それから、全てが変わった。住む世界も、見える景色も、ね」

氷姫「あたしは知識を積み、下を従えるための力を得るために、魔法を習得した」

氷姫「辛くて、苦しかった。本部の連中は、所謂妾の子であるあたしへを好奇の目で見ていたし…雪狼様も決して笑顔であたしを受け入れなかったから」

氷姫「それでもね。お母様の言葉が、呪いみたいにあたしに前を向かせた」

氷姫「"あなたは氷の姫。どんな時も、誰よりも気高くありなさい"」

氷姫「あはは。変だよね。そんな言葉でもお母様の言葉だから、あたしはそれを守るために必死だった」

氷姫「実際、あたしにはそれなりに才能があった。確かな実力がついた頃、周囲は嫌が応にも黙るしかなかった」

氷姫「少しずつだけど、あたしは氷部署の跡継ぎとしての威信を得ていった。…そんな時よ」

氷姫「…本来、氷部署を継ぐはずだった娘が、生きていた」

氷姫「そんなニュースが、入ってきたの」




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