23:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 00:07:48.52 ID:UI2cuFxMo
まほ「私は当然のことをしたまでだからと断り、学校へ向かった」
まほ「…………だがその道中、歩いていると制服に違和感を覚えた。何かが体に当たる感触があったからだ。不思議に思いつつポケットを探ると、中から見覚えのない鍵とメモが出てきた」
みほ「!」
みほ(まさか!)
まほ「そのメモには彼女の住所と電話番号、メールアドレス、そしてそのカギが家の合鍵である旨が書いてあった。おそらく、私が受付で説明をしている間に書き、そして引き止める際に入れたのだろう」
みほ(初対面の人に合鍵渡す系女子……!非常識だけど、相手がお姉ちゃんだとちょっと納得できちゃうのが不思議)
まほ「合鍵を受け取るわけにはいかない。私はすぐさま病院へと戻り、彼女に鍵を返した。すると彼女は私にすがりついて泣き出した……」
そど子「なんなのよその人は!絶対おかしいわ!」
みほ(園さんの言い分は正論。でもわかってない。お姉ちゃん初心者の園さんではお姉ちゃんを理解できない。女の子がお姉ちゃんに憧れて、恋をするのは自然なこと。カバの上に鳥が止まるのとまったく一緒だよ)
まほ「……そうだな。キミの反応は最もだ。私もその時は同じ様に思った。だから彼女にこう言った。『涙を止めて。キミの涙はとても綺麗だ。だから悲しい時ではなく、キミが感動し、嬉しいと思った時の涙を……その輝きを見たい』と」
そど子「っ……!」
ゴモヨ「きゃー///」
パゾ美「まほ様……///」
まほ「すると彼女は泣き止んだ。でもどうしても連絡先を交換したいと言われてな……これ以上病院に迷惑をかけるわけにもいかず、番号交換をした」
みほ(!お姉ちゃんの機密情報が……)ムー
まほ「そのやりとりでまた時間をとってしまった。結局、学校へ着いた時にはとっくに授業が始まっていて…………二時間の遅刻、というわけだ」
そど子「なるほど……確かに情状酌量の余地はありますけど、遅刻は遅刻です」
まほ「わかっている。当然罰を受ける覚悟はある」
そど子「ば、罰?別にそんなつもりは……」
まほ「好きにしてくれ」スッ
そど子「好きにしてくれって言われても……」
まほ「……キミが思うふさわしい罰を与えればいい。三年生だから見逃すというようなことをしては風紀委員として示しが付かないだろう」
そど子「それはそうですけど……」
まほ「私は幼少期から訓練している。少しくらいの体罰を受けても学校側に訴えたりはしない」
そど子「!?そんな……暴力なんて振るわないわ!」
まほ「……それも含めて罰はキミに任せる」
そど子「……………」
まほ「………………」スッ..
みほ(あああ……お姉ちゃんが……足を肩幅の広さにして両手を後ろ手に組み、さらに目を閉じるという、『あるがままポーズ』をとってる……!これはまずいよ……)
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