87:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 02:27:42.97 ID:UI2cuFxMo
翌日 放課後
【麻子の家】
麻子「ただいま」
麻子(今日の西住さんは機嫌がよかったな。昨日の私の反応に満足したようだ)
久子(おばあ)「おかえり」
麻子「うん、ただいま」
まほ「おかえり」
麻子「ああ、ただいま」
麻子(これで西住さんも少しは落ち着…………ん?)
麻子「………………」チラ
まほ「?」
麻子「ちょっと待て。何故あんたがここにいる」
まほ「お邪魔している」
麻子「だから何故」
久子「私が連れてきたんだよ」
麻子「おばあ?どうしておばあが……」
久子「私がこないだ道で足をくじいたって話をしたろう?病院へ連れて行ってくれたのがこの子さ」
麻子「なっ!?」
久子「若いのに優しい子でね……しかもキレイでカッコよくて笑顔が素敵で……久しぶりに恋したよ」
麻子「恋!?」
まほ「あの……久子さん。私は……」
久子「いいんだ。あの時は私も取り乱しちまったけどね。もう私も年が年だから、付き合ってくれなんて二度と言わないよ」
麻子「………………」
麻子(おばあが恋……?)
久子「麻子」
麻子「な、なんだ?」
久子「よかったねぇあんた。こんな子が先輩だなんて」
麻子「あ、あぁ」
久子「……さて、と。わたしゃちょっと出かけてくるよ。西住さん、ゆっくりしていきなさい」
まほ「あ、はい。ありがとうございます」
久子「…………麻子」ヒソ
麻子「?」
久子「あんたが羨ましいよ。私があんたの立場だったら、なりふり構わず口説いてたところさ」
麻子「おばあ……」
久子「………それじゃあ私は夕飯の買い物に行ってくるよ。あ、西住さん、ご飯食べていきなさい」
まほ「え?しかし……」
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