過去ログ - 【ラブライブ!】〜1レスSS キャラクターとお題を下さい〜 
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14: ◆Pv38Oo/i4M[saga]
2016/10/19(水) 09:20:35.65 ID:fTOKQEuMo
 困ったことになった。
 このままじゃ、いつもの三人組が解散になってしまう――!
 
 勝負のきっかけは休み時間。
 昨日と同じように三人で昼食を採っていると
「やあやあ、よいつむトリオ! 今日はその三人と勝負をしに来たよ!」
 初めて呼ばれるそのあだ名に、頭にはてなマークを浮かべながら振り返れば、
 何事かと言わんばかりに鼻息荒く、でも子犬のような目はいつもの通りで――
 千歌ちゃんです♡

 千歌ちゃんは転入生の梨子ちゃん、同級生(私達もだけど)の曜ちゃんを引き連れ
 胸を張ってこちらに宣言するのでした。
「勝負に負けたら、トリオを解散してもらうよ!」
 ――ええ!?
 って、どういうこと? たしかにいつも三人組でいるけど
 Aqoursの二年生メンバーである三人とは訳が違うし。
 解散も何もグループを作った覚えがない。

 どどど――! どういうこと――!!
 誰も答えてくれる人はいません。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 放課後のことです。
 千歌ちゃんに呼び出された私たちは、顔を見合わせながら
 これから何が起きるのかという不安に苛まれていました。
 もう、千歌ちゃんってばトリックスター☆とか言ったら、とたんに笑顔になって
 私達を解放してくれるかなと思ったりもしましたけど――えへへ。

 そういうごまかしや、たばかるような真似をするのは友達らしくないなって思ったから。
 突拍子もない提案でも、まあ仕方がないよねって。
 田舎らしい校風のせいかな?
 それとも私達の性格?
 毎日毎日同じ景色や同じ顔を見ていたら、友達よりも同士って感じになって
 一蓮托生、もう一生ついていきます! なんてことになっても、不思議じゃないかも。

 さて、やれやれと言った感じの、いかにも巻き込まれて迷惑してますなんて顔をした梨子ちゃんに連れられて
 私たちは卓球台の前へとやって来た。
 卓球といえば千歌ちゃんの得意競技で、いやあ、私普通なんだよね。という彼女のあんまり普通じゃない点だ。
 まさか――私達は顔を見合わせ。
 得意げな千歌ちゃんを見やる。

「そう! 今日の勝負の内容は卓球! まあ、もっとも私が出たら勝っちゃうから、監督に専念するけどね!」

 ほ、と思ったのもつかの間。
 あっちのチームには運動神経抜群の高飛び込みの選手の曜ちゃんがいる!
 よくも悪くも普通未満の私たちには強大すぎる壁が、待ち受けていた――!

「わかった! じゃあ。私助っ人呼んでくる!」




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