過去ログ - 海未「エチュード」
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4:名無しNIPPER[sage]
2016/10/19(水) 01:18:14.42 ID:QB1AagmFO
「ごめんなさいね。真姫、今ピアノ弾いてて」

差し出されたスリッパを履き、連れられて真姫がいるという部屋のドアの前に。
真姫は一度演奏を始めると、最後まで邪魔されず弾き終えないと気が済まない性格で、昔からそうなのだという。
真姫らしい、海未は思った。

真姫の母親がドア引くと、部屋の中で充満していた音があふれ出し、海未の身体を通り抜けた。
何物にも遮られない生の音が耳に届き、すぐそこで誰かが弾いているのがわかる。
どうぞと言われるままに部屋に足を踏み入れると、そこは広いとも狭いとも言えない、ほどほどの広さの部屋。
床には複雑な紋様の赤い絨毯、右手には革のソファとテーブルが置いてある。
正面を向くと庭に面した窓。カーテンは両隅で括られ、かわりにレースが引かれてある。
窓から注がれ、レースを通り抜けた淡い日の光が、部屋をあたたかな陽気で満たしていた。


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