過去ログ - まゆ「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝3】
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12: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2016/10/20(木) 09:25:36.98 ID:pixDC2aL0

まゆが何か話しかけようとした時、やっと気付くことができました。


まゆは目や耳や、お鼻もよく効きます。

まゆに限った話じゃなくて、"喰種"はみんな感覚が優れているんです。

目や耳は遠くの景色や音をハッキリ把握できますし、匂いもそう。

"喰種"だけが、同じ喰種の匂いと、人間の美味しそうな匂いを判別出来るんです。


だから、まゆは気付きました。

目の前の「運命の人」からは、とっても美味しそうな匂いが漂っていることに。


まゆ……とってもビックリしてしまって。

それと、ちょっとショックで。

せっかく出会えた「運命の人」が、まゆと違う「人間」だなんて。


だから、まゆはちょっとだけ固まってしまったんです。

そしたら、「あの人」は手を放してしまって、体をくるりと、まゆに背を向けて。


まゆの前から消えそうになっちゃったんです。



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