過去ログ - 【安価】ニンジャスレイヤー・ボーンオブ・ソウカイニンジャ【豊満】(Part23)
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◆HheB5CIUf2
[sage]
2016/11/03(木) 14:51:56.04 ID:JDX+kiuTo
「フゥーム、というと?」
「ええ、私がなにかしらアクシデントを起こして封印されていたのですが。それ自体すっかり忘れてしまいまして」
パーガトリーは泡を吹いている。
「たしかに貴方はフジラ・ニンジャの罠によってタタリ・ブッダめいた行動を犯していますね」
パラゴンが淡々としゃべる。まぶたの裏から一本ひときわ長いまつげ……いや、まつげが動いている!
((蜘蛛……?体内に飼っているのか?いや、違う!))
「なんと……私がそんなことを。私を打ち倒した彼女もそう言ってましたね」
打ち倒した?このリアルニンジャを倒した彼女とは?
パーガトリーとイグゾーションは嫌な予感がした。
「打ち倒したと?」
「しいて言うならば相打ちです。彼女は私を倒したものの」
ビリィ!と彼の手のひらが電気を纏う。
「デン・ジツが深すぎたせいか焼きヤモリめいた状態になってしまいました」
ここで彼はわざと口元をゆがめる。
リアルニンジャ特有の狂気を見せるブラフである。
「名前はたしか……アラクネー=サンだったか」
がっくりとイグゾーションとパーガトリーが崩れる
といってもショックだったからだ。別なショックで
((なんでこんなものを連れてきたアラクネーめ!!私の胃を[
ピーーー
]つもりか!!あきらかにグランドマスター位階以上だろう!!))
((あ、アナヤ?これもしかして?リアルニンジャが?私の部下に?え?ちょっとまって無理)))
「……ンナ……ラー……」
体内に蜘蛛を飼っている?男が怒気を孕んだ目でミチザ・ニンジャを見る。
がくがくと頭がボブルヘッド人形めいて異様に動く。他のグランドマスターは気にしていないようだった。
「……」
ピリィッ
びくんっとパラゴンが跳ねる。
「なにか?そんなに殺気を与えられると私のジツは反応するので」
「……」
パラゴンのニューロンにハイクが刻まれる
我が雷
我がカラテでも
八つ足雲は晴らすことなく。
「ッ!」
「パラゴン=サンがなにかあてられたかおかしくなっていますな」
スローハンドがパラゴンの明らかにおかしな状態について言及する。
偶然とはいえこれはよいフォローであった。
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