過去ログ - 神谷奈緒「分かってる。これも営業の一環なんだろ?」
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9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/26(水) 03:30:56.88 ID:AArqfKRy0

「決心は……固いのか」

「……うん」

 ……それは消え入りそうな、小さな返事だった。

 俺はそっと奈緒の傍に近づくと、ライブ前、緊張をほぐす時にするように、
 彼女の頭をポンポンと優しく、撫でるようにして叩いて言った。


「奈緒なら、できるさ。なんたって、俺の自慢のアイドルだから」

「……本当?」

「ああ……本当だ」

 今にも泣きだしそうな潤んだ瞳で、奈緒が俺を見上げる。


「な、なら。あたしがこれからどんな風に変わっても、見捨てないでいてくれる?」

「ああ」

「からかわれたり、笑い者にされた時には、あたしのこと、守ってくれる? 庇ってくれる?」

「ああ、勿論だ」

「……約束」

 頷く俺に、奈緒がそう言って小指を立てた右手を見せる。


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