過去ログ - 魔女「ハッピーハロウィン・オーバーナイト」
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175: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:41:09.98 ID:DVa9p2REo

どちらから言い出したわけでもなく、初めて出会った場所に向かっていた。
彼女をどこまで送ったらいいのか聞くべきだったのかもしれない。

男「……」
以下略



176: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:44:21.78 ID:DVa9p2REo

男「……」

魔女「……」

以下略



177: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:48:33.84 ID:DVa9p2REo

魔女「面白いところだったよ。私の知らないものばかりで、驚くことばかりだった」

男「まだたくさん、あなたの知らない面白いことがありますよ」

以下略



178: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:50:34.21 ID:DVa9p2REo

男「いや、まだ……」

魔女「私は自分の国に帰らなければならない。そこが私の本来いるべき場所だから」

以下略



179: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:53:01.03 ID:DVa9p2REo

彼女は2,3歩前に進むと、くるりと振り返った。

魔女「それでは、ここでさよならだ」

以下略



180: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:54:48.96 ID:DVa9p2REo

男「待った、待って下さい!」

魔女「どうした? 何か忘れ物か?」

以下略



181: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:56:05.96 ID:DVa9p2REo

男「確かに、今日で仮装は終わりです。だけど、あなたが消えていなくなるわけじゃない」

魔女「……」

以下略



182: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:57:21.25 ID:DVa9p2REo

男「どうしてですか? 遠いところに住んでいるんですか? それとも他に、事情があるんですか?」

魔女「そうだ。私の国は、遠いところにあって――」

以下略



183: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:57:59.78 ID:DVa9p2REo

男「こんなのでお別れなんて、納得できない」

男「僕は、僕はあなたを。あなたともっと――」

以下略



184: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:59:24.87 ID:DVa9p2REo

魔女「……」

長い沈黙があった。
彼女は僕に背を向けると、言った。
以下略



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