過去ログ - 鷺沢文香「誕生日の思い出について」
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7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/27(木) 00:05:45.08 ID:VDWYu6GQ0
プロデューサーさんに手を引かれ、階段を降り、建物を出て、やってきたのは駐車場でした。
「というわけで、今日はいつも頑張ってる文香にご褒美があります」
「つまり……?」
「誕生日プレゼント。ささやかだけど、ご飯でも、どうかな?」
「……はい。喜んで」
「よかった。じゃあ」
そう言ってプロデューサーさんは白い乗用車を指差します。
どうやら私は、生まれて初めて、サプライズというものをしていただいたようです。
車に乗り込み、私がシートベルトを着用したことを確認するとプロデューサーさんはアクセルを踏みます。
軽快に走り出す車の中で、流れる景色に目をやりながら、生まれて初めてのサプライズで招待されたディナーに胸を弾ませるばかりでありました。
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