5: ◆zPnN5fOydI
2016/10/30(日) 14:39:21.12 ID:JntGMmXe0
「朝潮・・・朝潮、お姉さん」
荒潮は、架空であるはずの姉に対し、拭えない濃いモヤを感じる。思い出せそうで思い出せない。喉に骨が刺さったような、妙な違和感。
それは霞も同様だった。何かが記憶から欠けている。それが何かがわからない。
長い間思い出さなかったがために、忘れてしまった何かがあると、二人は思った。
それ以外の姉妹は、ちょっとした違和感を感じるものの、荒潮と霞ほどではなかった。
「朝潮姉さん、朝潮姉さん・・・」
荒潮は、架空の存在『朝潮』の名前を繰り返し呟く。大潮が、それは錯覚だと言っても聞かない。
その後は、再度雑談話で盛り上がり、終電に送れない程度まで、姉妹同士の時間を満喫した。
***
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