過去ログ - 蓮実「いっぱいの好きを、あなたともっともっと」
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28:名無しNIPPER
2016/10/31(月) 00:35:53.36 ID:9YNSsllm0



千秋「ひょっとしてアイドルだから恋愛や交際はダメ、ということを気にしているのかしら?」

蓮実「は、はい」

千秋「それはもちろんそうね。プロなんだし、ファンの為にも、支えてくれるスタッフの為にも、軽薄なことをしていいわけじゃないと思うわ。でも……そうね」



千秋さんは、少し考えるような仕草をして虚空を見つめ、

改めてこちらを見直した。



千秋「……心の中で誰かを想うことって、時に自分を大きく成長させてくれるの」



言葉を選ぶように、丁寧に。



千秋「慕ってくれるファンがいること。支えてくれるスタッフがいること。それは何にも代えがたい財産よ。だからこそアナタは、アイドル長富蓮実としてもっともっと素敵になってほしい」



……それは、つまり。



千秋「いろんな感情、いろんな出来事がある中で、時に向き合って、時に余所事として捉えて。時に肯定して、時に反発して。そしてたくさんのことを感じ取ってほしい。それが歌詞や、メロディや、ステップや、息づかいに繋がっていくから」

心「要するに、恋愛をしろって意味じゃなくて、今のドキドキした気持ちを大切にしろってことだ☆」



そうか。

そういうことか。



蓮実「……ちょっと、わかったような気がします」



具体的に何が、というのはうまくまだ言えない。

けれど何かこう、表面的ではないことに触れている気がして。



千秋「ごめんなさい、私もこういう話をし慣れていないから、うまく表現できなくて」

蓮実「とんでもないです! ……わざわざ私の為にありがとうございます。あの、はぁとさんも」

心「えへ☆」



二人の先輩がこうして私の為に話をしてくれるだけでも、

それはとっても光栄なことだ。





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