1: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:54:21.65 ID:Nhd7ayfv0
乃々(どうも、もりくぼです)
乃々(本日は私たち、アンダーザデスクのレッスンの日です)
乃々(……私たちでレッスンするのは初めてではありませんが)
乃々(ここでレッスンするのは初めてです)
乃々(……そう、初めての場所でのレッスンなのです)
乃々(……)
乃々(……プロデューサーさんから事前に話は聞いていたので、現地集合という形でした)
乃々(知らない場所を歩くのは本当に怖いものです)
乃々(不安になります……ただただ、不安になります……)
乃々(……だから、もりくぼはたぶん少し早足だったと思います)
乃々(はやくぼです)
乃々(……)
乃々(……さて、そんなはやくぼですが、予定時刻より早くレッスンスタジオに着きました)
乃々(……お二人は来ているでしょうか……?)
乃々「お、おはようございます……」
輝子「あ……ボノノちゃん、おはよう……フヒ」
乃々「あ……キノコさん……おはやいですね」
輝子「いや、今来たところだ……」
輝子「……ふふ、なんかリア充みたいだ……」
乃々「……」
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2: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:55:06.76 ID:Nhd7ayfv0
乃々「……まゆさんはまだ来てないんですか?」
輝子「ああ……まだ来てない」
輝子「だから、今は二人ぼっちだ」
3: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:55:35.65 ID:Nhd7ayfv0
輝子「……あ」
輝子「電話……まゆさんから……?」
乃々「……何かあったんでしょうか?」
4: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:56:03.42 ID:Nhd7ayfv0
輝子「ど、どうしたんださっき……?」
『いえ、すいません……その……』
輝子「……?」
5: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:56:32.36 ID:Nhd7ayfv0
乃々「……」
輝子「……」
『……乃々ちゃん? 輝子ちゃん?』
6: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:57:00.46 ID:Nhd7ayfv0
『そ、そうですよね……』
『ごめんなさい……ちょっと混乱してるかもしれません』
輝子「落ち着くんだ……まゆさん……深呼吸とか……」
7: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:57:37.11 ID:Nhd7ayfv0
輝子「……も、もうこの際電柱でもいいや」
輝子「そこに……町の名前とかかかれてないか……?」
『えっと……』
8: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:58:07.55 ID:Nhd7ayfv0
輝子「とりあえず私たちが迎えに行くから……まゆさんはその辺で待っててほしいんだけど……」
『あ……じゃあ、近くに公園があるのでそこで待ってますねぇ』
輝子「……公園あったのか」
9: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:58:34.37 ID:Nhd7ayfv0
輝子「それじゃ、まゆさん迎え隊……レッツゴーだ……!」
乃々「なんですかそれ……」
輝子「なんとなく思いついたノリ……フヒ」
10: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 00:59:21.65 ID:Nhd7ayfv0
輝子「しかし……まゆさんが、迷子か」
輝子「な、なんかかわいいな……」
乃々「そうですね……」
11: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:00:39.96 ID:Nhd7ayfv0
『今どのあたりですかぁ?』
輝子「……どのあたり?」
乃々「三分の一くらいですけど……」
12: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:01:07.08 ID:Nhd7ayfv0
輝子「……まゆさんって方向音痴なのか?」
『そんなことはないと思いますけど……』
『新しい場所へ行く時以外は迷いませんし……』
13: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:01:35.46 ID:Nhd7ayfv0
『……あら? あれは……』
輝子「ん……?」
輝子「どうした、まゆさん……?」
14: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:02:24.15 ID:Nhd7ayfv0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
乃々「ここの公園ですけど……!」
15: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:03:17.17 ID:Nhd7ayfv0
「まゆちゃんが呼んだの!?」
まゆ「うふ……そうですよぉ」
乃々「……間違ってはいませんね」
16: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:04:17.56 ID:Nhd7ayfv0
「あ、でもね! 私乃々ちゃんも輝子ちゃんも好きだよ!」
「まゆちゃんも、乃々ちゃんも、輝子ちゃんも、みんな好き!」
乃々「そ、そうですか……ふふ」
17: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:05:02.87 ID:Nhd7ayfv0
まゆ「……ふぅ」
まゆ「どうでしたかぁ?」
「すっごいよかった!」パチパチ
18: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:07:08.94 ID:Nhd7ayfv0
「はぁ……よかった……ここにいたのね……」
「うん!」
輝子「フヒ……よかったな」
19: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:07:34.87 ID:Nhd7ayfv0
まゆ「……さて」
まゆ「乃々ちゃん、輝子ちゃん、まゆを迎えに来てくれてありがとうございます」
輝子「……あ、そうだ……そういう話だったな」
20: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:08:15.00 ID:Nhd7ayfv0
乃々「でも……そんなまゆさんでも迷子になったり……寂しくて電話してきたり……」
乃々「やっぱり親近感……ですけど」
まゆ「そうですかぁ……」
21: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/11/03(木) 01:11:14.82 ID:Nhd7ayfv0
まゆ「……恥ずかしい」
輝子「フヒ……気にするな」
乃々「はい……」
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