168:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:15:15.32 ID:0XoC4lYv0
エルレイド「ママ!!!」
エルレイドの母、サーナイトが横たわっていたのです。
気を失っているのか、反応はありません。
エルレイド「クレッフィ!!早く鍵を!!!」
クレッフィの鍵を半ば強引に引っ張って、牢屋の鍵を回します。
鍵が開く音と同時にエルレイドは力いっぱい牢屋の扉を開くとサーナイトの元へ駆け寄りました。
エルレイド「ママ!!ママ!!」
エルレイドはママの体を抱き起すと、膝の上に横たわらせて肩を揺さぶりました。
怪我などはしていないようです。
サーナイト「ぅ・・・」
エルレイド「ママ!!大丈夫?!」
サーナイトはゆっくりと瞼を開くと、エルレイドの顔を見つめます。
サーナイト「あなたは・・・」
エルレイド「ボクだよ!ママ!」
サーナイト「キル・・・リア?キルリアですね・・・!」
エルレイド「そうだよ!ママ!助けに来たよ・・・!」
ようやく会えた愛しの母親。
エルレイドの頬に涙が伝います。
サーナイト「本当にこんなところまで・・・なんて無茶なことを・・・」
エルレイド「ごめんなさい・・・」
サーナイト「いいえ・・・。ありがとうキルリア・・・・いいえ。
今はエルレイドですね・・・。あなたの声はずっと聴こえていましたよ。すっかり逞しくなりましたね・・・」
サーナイトはエルレイドの頭を柔らかく撫でました。
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