185:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:26:50.53 ID:0XoC4lYv0
ズルッグとズルズキンはいつも一緒でした。
一緒に泣いて笑って、怒って眠って。
やがてズルッグはいなくなり、ズルズキンの隣にはモウカザルとエルレイドが―
マニューラ「さあ、あとはあのモウカザルとエルレイドか・・・痛っ!!」
マニューラは腕に鋭い痛みを感じ、顔をしかめます。
そして腕を見ると、さっきズルズキンに掴まれた腕が、更に強く握られていました。
マニューラ「こいつ・・・体を真っ二つにされて・・・まだ生きていたのか!?放せ!!」
ズルズキン「放さねえよ・・・。あの二匹は・・・俺の・・・大切な・・・仲間だからな・・・!!」
ズルズキンはつかんだマニューラの腕を更に強く握り、マニューラを引っ張ります。
ズルズキン「お前はそうやって逃げてるだけだ・・・。ニューラが死んだということから!逃げるな!立ち向かえ!!一匹じゃ怖くて無理ってんなら俺も一緒にいてやるよ!!!」
マニューラ「しまっ・・・!」
勢いよく引っ張られ、体勢を崩したマニューラはそのままズルズキンの方へ傾きました。
ズルズキン「だから目え覚ましやがれ!諸刃の頭突き!!!」
マニューラ「!!!」
ズルズキンの諸刃の頭突きがマニューラの顔面にさく裂。
マニューラの意識は一瞬でとび、そのまま地面に吹き飛びました。
そしてズルズキンも―
ズルズキン(へっ・・・あんなこと言って、俺はもうダメみたいだな・・・。
ズルッグ・・・俺のお前と同じ上と下がバラバラでいくみたいだ・・・。
仲良い証拠だよな・・・まったく・・・。
旦那・・・兄貴・・・すまねえな・・・俺・・・やっぱりズルッグと一緒のところへ行くよ・・・)
皮一枚でつながった上半身と下半身が、自身の血の海の上で動かなくなりました―
223Res/223.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。