過去ログ - 桃子「お兄ちゃんの大切な人の誕生日」
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8:名無しNIPPER[sage]
2016/11/06(日) 00:27:24.26 ID:x45ofXML0
「……ぎゅっと抱きしめるの。 離してって言われても、離さないで。 そして耳元で言うの。『生まれてきてくれてありがとう』って」

「お前はそれをされたら嬉しいのか?」

「……うん。 嬉しい」

「そうか」

そのあとお兄ちゃんは、お兄ちゃん特に何か買おうとするわけでもなく、うろうろと歩き回っただけだった。

ただ終始ご機嫌そうだった。

気づけばもう店の外は真っ暗だった。

家まで送ってもらいながら、当然の疑問をお兄ちゃんにぶつける。

「いつなの? その人の誕生日は」

「そうだな、明日には結果を教えてられるかな」

「そう、なんだ」

「おう。 ほれ、お前ん家だ」

「ありがと……」

「じゃあ、また明日な」


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