過去ログ - 【デレミリ】アイマス昔話『もももも太郎』
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26:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:07:07.54 ID:YXRK2uFn0
さて、声のする方へ少しずつ近づいているのでしょうか。子供のものとおぼしき声も、次第に大きく聞こえてくるようになりまして、桃太郎たちの緊張も高まっていきます。


美玲「おい桃太郎! これ……」

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:10:42.87 ID:YXRK2uFn0
道は、二手に分かれておりました。

一つは海岸の方へ続く広い道。もう一つは、島の中心部へ伸びているとみられる狭い道でした。

二人の桃太郎は、これを見て言いました。
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:14:36.44 ID:YXRK2uFn0
一行は、狭い道を縦長に列をなして進んでいきます。みんな、いつ鬼たちに見つかるかと思うと気が気ではありません。

ところが、その心配が杞憂に終わったのか、いつしか一行は野原と岩場の間にひらけた広場へたどり着いておりました。

みんなで組んだ列を解き、ほっとひと息ついて緊張の緩んだそのときでした。
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:17:59.35 ID:YXRK2uFn0
朋花「皆さん、はじめまして。私はこの鬼が島の頭領、天空橋朋花と申します」

桃華「頭領……ですの!」

桃子「わざわざそっちから出向いてきたってわけね!」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:19:17.03 ID:YXRK2uFn0
桃太郎たちが今にも打ちかかろうと構えていても、鬼の頭領は一向にひるむ様子を見せません。

頭領は、桃太郎や家来たちの表情を視線でなでるように一瞥すると、目を細めて言いました。


以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:20:35.69 ID:YXRK2uFn0
鬼の頭領がぱちん、と指を鳴らすと広場の周囲を鬼たちが取り囲みました。


朋花「さあ、みなさん仲良く子豚ちゃんにしてさしあげますね〜♪」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:26:05.06 ID:YXRK2uFn0
しかし、すでに覚悟を決めている二人の桃太郎は怯えることもありません。この危機的状況にあっても、小さな頭をせいいっぱい働かせて打開策を考えつきました。


桃華「よろしいですかみなさん。こういうときは、まず囲いを突破するのが第一ですわ!」

以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:27:54.34 ID:YXRK2uFn0
真美「で、真美たちはどこを目指してわーっとおそいかかればいいのさ?」

桃華「とにかく、貧弱な鬼が前に立っている箇所へ攻めかかりましょう。……正面は」


以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:30:42.18 ID:YXRK2uFn0
桃子「右手の方向は!?」



真「さあこいっ! 手加減しないよ!」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:31:12.59 ID:YXRK2uFn0
桃華「左手の方角はどんな鬼が……!?」



真奈美「お手柔らかに頼むよ」
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 22:32:15.94 ID:YXRK2uFn0
桃子「う、後ろにいる鬼は……」



時子「……ククッ。ああ、どう躾けようかしら……♪」
以下略



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