過去ログ - 【デレミリ】アイマス昔話『もももも太郎』
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名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 21:58:41.76 ID:YXRK2uFn0
イヴ「とにかく、この大きさならみなさん一緒に運べますし、鬼が島までひとっとびです」
桃華「それはいいのですが、本当にソ……舟を曳くのがこの子だけで平気ですの?」
イヴ「もぉっとたくさんの物を運ぶのだって慣れっこですし、大丈夫ですよ。ねっ♪」
以下略
25
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:04:29.71 ID:YXRK2uFn0
その翌日、太陽が強く照りだす頃に、桃太郎たちは女性の導きにしたがって鬼が島へ乗り込みました。
女性とのあいさつもそこそこに、鬼が島の地へ足を踏み出す桃太郎一行。歩を進めていくと、ふいに子供が泣いているかのような甲高い声が耳に届きました。
以下略
26
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:07:07.54 ID:YXRK2uFn0
さて、声のする方へ少しずつ近づいているのでしょうか。子供のものとおぼしき声も、次第に大きく聞こえてくるようになりまして、桃太郎たちの緊張も高まっていきます。
美玲「おい桃太郎! これ……」
以下略
27
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:10:42.87 ID:YXRK2uFn0
道は、二手に分かれておりました。
一つは海岸の方へ続く広い道。もう一つは、島の中心部へ伸びているとみられる狭い道でした。
二人の桃太郎は、これを見て言いました。
以下略
28
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:14:36.44 ID:YXRK2uFn0
一行は、狭い道を縦長に列をなして進んでいきます。みんな、いつ鬼たちに見つかるかと思うと気が気ではありません。
ところが、その心配が杞憂に終わったのか、いつしか一行は野原と岩場の間にひらけた広場へたどり着いておりました。
みんなで組んだ列を解き、ほっとひと息ついて緊張の緩んだそのときでした。
以下略
29
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:17:59.35 ID:YXRK2uFn0
朋花「皆さん、はじめまして。私はこの鬼が島の頭領、天空橋朋花と申します」
桃華「頭領……ですの!」
桃子「わざわざそっちから出向いてきたってわけね!」
以下略
30
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:19:17.03 ID:YXRK2uFn0
桃太郎たちが今にも打ちかかろうと構えていても、鬼の頭領は一向にひるむ様子を見せません。
頭領は、桃太郎や家来たちの表情を視線でなでるように一瞥すると、目を細めて言いました。
以下略
31
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:20:35.69 ID:YXRK2uFn0
鬼の頭領がぱちん、と指を鳴らすと広場の周囲を鬼たちが取り囲みました。
朋花「さあ、みなさん仲良く子豚ちゃんにしてさしあげますね〜♪」
以下略
32
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:26:05.06 ID:YXRK2uFn0
しかし、すでに覚悟を決めている二人の桃太郎は怯えることもありません。この危機的状況にあっても、小さな頭をせいいっぱい働かせて打開策を考えつきました。
桃華「よろしいですかみなさん。こういうときは、まず囲いを突破するのが第一ですわ!」
以下略
33
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:27:54.34 ID:YXRK2uFn0
真美「で、真美たちはどこを目指してわーっとおそいかかればいいのさ?」
桃華「とにかく、貧弱な鬼が前に立っている箇所へ攻めかかりましょう。……正面は」
以下略
34
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:30:42.18 ID:YXRK2uFn0
桃子「右手の方向は!?」
真「さあこいっ! 手加減しないよ!」
以下略
35
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:31:12.59 ID:YXRK2uFn0
桃華「左手の方角はどんな鬼が……!?」
真奈美「お手柔らかに頼むよ」
以下略
36
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:32:15.94 ID:YXRK2uFn0
桃子「う、後ろにいる鬼は……」
時子「……ククッ。ああ、どう躾けようかしら……♪」
以下略
37
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:34:11.97 ID:YXRK2uFn0
桃華「こ、こうなったら……皆さん! 正面の頭領めがけて攻めかかってくださいまし!」
桃子「我らこそは、日本一の桃太郎! 鬼たち、成敗いたすー!」
以下略
38
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:39:04.50 ID:YXRK2uFn0
それから時は流れ、桃太郎たちもすっかり鬼にしつけられた後のこと……。
鬼が島の子供たちを眺めながら、二人の鬼が話しこんでおりました。
以下略
39
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:46:02.32 ID:YXRK2uFn0
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがおりました。
二人の住む村には、ある風習がありました。
それは年頃の子供たちを『鬼』が自分たちの住む島へ連れて行くというものでした。
以下略
40
:
本編に入らなかったおまけ
[saga]
2016/11/06(日) 22:48:31.48 ID:YXRK2uFn0
真「さ、君たちにも仕事してもらうからね。子供の遊び相手をしたり、家畜の見張り番をしたり、鬼が島の犬は忙しいよ」
環「は〜い! よくわかんないけど、おいしいご飯がもらえるならたまきがんばるぞ!」
美玲「だからウチらは狼だって……はぁ。しょうがないなぁ……」
以下略
41
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/11/06(日) 22:55:18.41 ID:YXRK2uFn0
前々からのんびり書き進めていたSSでしたが、桃子先輩の誕生日ということで一気に完成させたらおかしな作品になってしまいました。
876や315のアイドルも出したかったですが、分かりやすい桃要素がなかったので諦めました。
鬼が島の子供たちに算数を教える硲先生を書いてみようとも思いましたが、ただでさえ多いキャラがさらに増えて収拾つかなくなりそうなのでやっぱり諦めました。
以下略
42
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/11/06(日) 23:04:00.84 ID:NFwoJddo0
乙です
ひなた出てくるやつかな?
>>1
周防桃子
以下略
43
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/11/06(日) 23:05:18.07 ID:NFwoJddo0
あ、上半分別のやつだ・・・・
44
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/11/06(日) 23:39:34.32 ID:dHnNkNvso
何?鬼ヶ島羅刹さんは関係ないのか!?
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