過去ログ - 【デレミリ】アイマス昔話『もももも太郎』
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:12:27.87 ID:YXRK2uFn0
のどかな村に産まれ、両親に愛されて育った桃華と桃子。村の子供たちとも仲が良く、みんなで楽しく暮らしておりましたが、彼女たちにはどうにも気がかりなことがありました。


桃華「……あの。最近、星梨花さんを見ないのですけれど、どこかへ遊びに行ってますの?」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:14:25.45 ID:YXRK2uFn0
はじめは大人たちの言うように、奉公や用事のために自分たちの遊び相手がいなくなったのだと納得できました。

しかし、ある出来事をさかいに、二人は子供がいなくなることへの疑いを強くすることになります。

それは、風の強いある夜のことでした。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:18:51.81 ID:YXRK2uFn0
『あーん! おねーさん、仁奈をどこへ連れていくつもりですかー!』

『よしよし、いい子ですから静かにしましょうね〜』

『やでごぜーます! パパー、ママー、助けてくだせー!』
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:21:31.88 ID:YXRK2uFn0
それから数日後。桃華と桃子は、あの夜に聞いた声について話し合いました。


桃子「……あの後、仁奈ちゃんと会った子は桃子たちも含めて誰もいない……よね」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:22:53.41 ID:YXRK2uFn0
あくる日、二人はおじいさんとおばあさんに例の叫び声のことを訊ねました。

おじいさんとおばあさんは何やら話しづらそうにしていましたが、二人の真剣な表情に押され、ついにある言葉を口にするのでした。


以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:24:45.92 ID:YXRK2uFn0
莉緒「でもどうするの? まだまだ子供なあなたたちが鬼に逆らっても、きっと何もできないわ」

桃華「できるかどうかではありませんの。鬼にさらわれた友達が泣いていたのに、桃華たちが何もせずにいるだなんて耐えられませんわ!」

桃子「だからお父さん、お母さん、お願いだから桃子たちを鬼退治に行かせてください!」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:29:23.13 ID:YXRK2uFn0
莉緒「……行かせてあげましょう、おばあさん。それが、この子たちにとっても悔いの残らない道だと思うわ」

あずき「そんな! 鬼が島になんて行かなくても……あずきたちが、もっともっと色んなことを教えてあげなきゃいけない年頃なのに!」


以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:31:27.03 ID:YXRK2uFn0
かくして、桃華と桃子は『桃太郎』を名乗り、鬼退治の旅へ出かけることになったのです。


莉緒「女の子なのを気にしちゃ駄目よ。こういうときは強そうな名で名乗りを上げるのが肝心なんだからね」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:34:11.22 ID:YXRK2uFn0
二人が鬼退治を決意し、もろもろの準備などで幾日かが過ぎたあと。

旅立ちの日がやってきました。


以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:36:03.29 ID:YXRK2uFn0
桃華「それでは、お父様、お母様。わたくしたち、そろそろ前へ進まなければいけないと思いますの」

桃子「お父さん、お母さん、改めて……」

桃華「行ってまいります!」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/06(日) 21:40:29.80 ID:YXRK2uFn0
鬼が島へ行くため、桃太郎たちは海岸への道をまっすぐに歩いていきます。

なんやかやと話し合いながら道を行く二人の前に、声をかけてくる者がおりました。


以下略



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