過去ログ - 凛飛鳥蘭子「『昼夜侯爵と帳の姫』？」 -SS速報VIP

過去ログ - 凛飛鳥蘭子「『昼夜侯爵と帳の姫』？」

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44: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:06:58.82 ID:92b1AlQ80

蘭子「昼夜を演ぜじ者どもよ！闇に飲まれよ！
　　　（二人ともお疲れ様！）」ﾄﾃﾃ

飛鳥（駆けてくる蘭子可愛い）

45: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:07:44.20 ID:92b1AlQ80

飛鳥（きっと蘭子は、本心からそう言っているだろう。卑下とかへりくだるとかそんなちっぽけなプライドじゃない。蘭子はきっと「次のステージ」を見据えている）

飛鳥（蘭子の演技が上手いのは間違えようもない事実だ。しかしそれはあくまで「アイドル」の中で突出してる、というだけの話だ）

46: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:08:41.29 ID:92b1AlQ80

飛鳥「ボクはね・・・キミ達のことがとても羨ましい。シンデレラガールになるということは、皆の知らないところで
　　　密かな、けれど血反吐を吐くようなレッスンを積んできたに違いない。
　　　凛は、いや、未央はそう言っていた。そして、皆を頼れば必ず成長できると。

47: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:09:26.89 ID:92b1AlQ80

蘭子「・・・プロデューサーにスカウトされてしばらくして、『お前がやりたいことはなんだ』って聞かれたんだ。
　　　初めは正直意味が分からなくて、『トップアイドルになること』って答えたんだけど、それはゴールでしかないって言われて。
　　　プロデューサーが言いたかったのは、『どうやって』トップアイドルになりたいかってことだったの。

48: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:10:04.88 ID:92b1AlQ80

飛鳥「ボクは・・・このセカイに傷跡を残したい。まだボクの知らないところに、寂しいヤツがたくさんいる。
　　　それはかつてのボクで、セカイに息苦しさを感じてる人間に、ボクは此処にいるんだと分かってほしい。
　　　チープかもしれないが、ボクたちは一人じゃない、ってとこだろうか・・・」

49: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:10:47.76 ID:92b1AlQ80

凛「・・・話、終わった？」

飛鳥「・・・すまない、除け者にしてしまって・・・」

50: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:11:52.48 ID:92b1AlQ80
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「始まって、しまいましたか・・・」

「申し訳ない、私には止めることができなかった・・・」

51: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:12:38.72 ID:92b1AlQ80

「なりません夜の侯爵よ。それは掟に反する行為です」

「貴様は！自分たちが育んできた生命が息絶えるのをみて何も思わないのか！」

52: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:13:39.49 ID:92b1AlQ80

「あぁ、どうして世界は争いに繋がってしまうのでしょう」

「発展の対価？それとも力持つものへの恐怖？」

53: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:14:30.65 ID:92b1AlQ80

本番前・大ホール舞台袖

54: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:15:07.99 ID:92b1AlQ80

凛「あと１０分で開演だね。二人とも、準備はいい？」

飛鳥「問題ない」

55: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:15:58.20 ID:92b1AlQ80
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「・・・どうにか、大嵐は過ぎ去ったみたいだな・・・」

「海が荒れ、大地が避け、山が燃えたときにはもうこの世の終わりだと思ったが・・・なんとか助かったみたいだ」

56: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:16:34.36 ID:92b1AlQ80

「もう未練なんてない。昼と夜もごちゃまぜさ。食べるんなら一思いに・・・うおっ！？」

「妙になつっこいな・・・人間に懐く狼だなんて、今まで見たこと・・・」

57: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:17:03.95 ID:92b1AlQ80

「さぁ今から歌い上げますは新しき神話！帳の姫の絶望でございます！」

「どうか恐れずに！絶望から希望は始まるのです！」

58: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:17:52.69 ID:92b1AlQ80
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解散後・Pの車内

59: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:18:38.13 ID:92b1AlQ80

P「そうだ。俺からささやかなプレゼントとして打ち上げを企画してるんだが、どうだ？」

凛「もしかして、ファミレス？」

60: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:19:21.73 ID:92b1AlQ80

蘭子「我らの帰還は如何様にして執り行われる？」

P「先に女子寮の飛鳥と蘭子を降ろして、次に凛の家だな。どこか寄りたいところあるか？」

61: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:19:55.04 ID:92b1AlQ80

女子寮・飛鳥の部屋

62: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:20:36.27 ID:92b1AlQ80

飛鳥「この世をば、我が世ぞと思う望月の・・・だっけ」

飛鳥（アイドルの頂点・・・シンデレラガールが曇りない満月だとすれば、ボクはたどり着けるだろうか？答えは『分からない』）

63: ◆9CUtNS6CZQ[saga]
2016/11/12(土) 17:21:25.73 ID:92b1AlQ80
以上です。ありがとうございました。

精進します。

64:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 21:06:41.83 ID:OVASQ5bm0
乙
かっこいいね

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