過去ログ - 【ガルパン】杏「いや、簡単な話でね」【杏みほ】
1- 20
1: ◆5VAWS6au0Y[sage saga]
2016/11/07(月) 01:49:43.99 ID:BU/2OO130
このお話の出演は



麻子

そして、みほ



でお送りいたします。







殺伐系だぜ、みほの足が取れたりお腹が膨らんだりするけど許してくれよな

あとこんな話書きたいわあ〜っていう雰囲気だけで書いてるから考証とか辻褄を求めないでくれよな

割と尻切れトンボっぽい終わり方だぜ

ではGO



SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆5VAWS6au0Y[sage saga]
2016/11/07(月) 01:51:23.88 ID:BU/2OO130
杏「いや、簡単な話でね」

杏「名目上は安全で安定している東欧某国へのPKO派遣」

杏「実際は戦端が開かれる秒読み段階」
以下略



3: ◆5VAWS6au0Y[sage saga]
2016/11/07(月) 01:52:37.92 ID:BU/2OO130
杏「西住流から人を出したい」

杏「でも西住流はあくまで武道の流派だから、一門から本物の殺し合いに参加した人間を出すわけにいかない」

杏「そこにちょうどよく、16まで西住流の薫董よろしきを得て育ち、二年連続で弱小中の弱小校を全国優勝まで導いた実績を持ち、なおかつ、既に西住姓を持たない女がいた」
以下略



4: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:53:55.10 ID:BU/2OO130
杏「今日は来てくれてありがとうね」

麻子「気にするな。私も世話になったし、沙織のたっての希望だ」

麻子「弁護は任せろ」
以下略



5: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:55:02.19 ID:BU/2OO130
杏「みほは西住家から打診が来たときにはもう心を固めてたように見えたな」

杏「家のために何もできなかったけど、今ようやく力になれると静かに喜んでた」

杏「今にして思えば、みほの大洗への転校とか、私との結婚とか、すべてこういう事態に備えて外部の人間を作りたかったからなんじゃないかとも思うね」
以下略



6: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:55:49.63 ID:BU/2OO130
杏「現地まで役1ヶ月、船と陸路の道程」

杏「そして現地での任期半年のうち半分までは、ひたすらVIP扱いを受けたらしいよ」

杏「隊員たちや上官たちとも仲良く、訓練や哨戒を繰り返しつつ、和やかに生活したそうだよ」
以下略



7: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:56:41.55 ID:BU/2OO130
杏「そして例の日が来る」

杏「世間的になにか大きなことが起きた日は9.11とか3.11とか名前がつくけど、この日には付いていないね」

杏「報道もしばらくは触れていたけど、まあ、あんなもんだよね」
以下略



8: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:57:15.56 ID:BU/2OO130
杏「まずは制空権が怪しくなったそうだよ」

杏「だからすぐに撤退するかどうかが指令本部に投げられて、話し合われている間に戦端が開かれた」

杏「すぐに撤退戦に移行して、みほの車両も隊列中央くらいで後退していたらしい」
以下略



9: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:58:19.02 ID:BU/2OO130
杏「みほはまず後方の歩兵を一通り踏み潰す命令を出したんだって」

杏「みほの感触ではおそらくここで5、6人は轢き殺したと言ってた」

杏「みほが"初めて"人を殺した瞬間だね」
以下略



10: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:59:35.31 ID:BU/2OO130
杏「結果的に逃げ切れたのは14両だった」

杏「みほの車両だけは、撤退戦の最中に擱座してしまったそうだ」

杏「あんまりみんなが残ろうとするものだから、人生で初めて喉から血が出るほど命令を叫んだそうだ」
以下略



11: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:00:07.92 ID:BU/2OO130
杏「まあ、なんせ予想通りの結果だったからね」

杏「みんな言葉もないよ」


12: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:01:31.33 ID:BU/2OO130
杏「ところがまあその何ヵ月か後に事態は急変というか」

杏「結論から言うとみほは生きていて、人質になっていた」

杏「政府は人質交渉の呼びかけを2回は断っていたそうだよ、多分死んでて欲しかったんだろうね」
以下略



13: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:02:20.98 ID:BU/2OO130
麻子「・・・なるほど」

杏「ま、私もあんまりよくわかってないことが多いんだよね、みほの話は断片的だし、あんまり無理に聞けないし」

杏「周りにいたはずの隊員たちは、多分口止めされてんだろうね、全然話が聞けなかったし」
以下略



14: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:02:57.58 ID:BU/2OO130
杏「とにかくそんなわけでね」

杏「まず、帰国から病院直行でいろいろ検査したり治療したりカウンセリングしてもらったりして、そしてもうさすがに中絶できなかったから、とりあえず出すもん出すことになってね」

杏「何色だかよくわかんないのがね。出てきたよ」


15: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:03:59.59 ID:BU/2OO130
杏「で、入院しっぱなしのみほと話し合った」

杏「これは誰の子なのか」

杏「これはみほの子なのか」
以下略



16: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:05:20.58 ID:BU/2OO130
麻子「だから殺したのか」

杏「そうだよ、あの子が見ている前で、私が息の根を止めた」

杏「ばれないようにしたと思ったんだけども、西住の人が勘づいちゃったんだね」
以下略



17: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:05:51.40 ID:BU/2OO130
杏「まあ、結局今に至るまで裏がとれなかったからよく知らないんだけど」

杏「とにかく、かわいそうに私は留置場というわけだよ」

麻子「・・・なるほど」


18: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:06:19.07 ID:BU/2OO130
麻子「そろそろ時間だ、明日また来る」

杏「うん。聞いてくれてありがとう」

杏「みほにも会っていってちょうだいよ、まだよく喋れないけど」
以下略



19: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:07:58.78 ID:BU/2OO130
杏「ねえ、最後に」

杏「私のこと軽蔑する?」

麻子「・・・とにかく任せろ。具体的な証拠はない。弁護どころか不起訴で出れる」
以下略



20: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:08:46.84 ID:BU/2OO130
麻子「こんにちは、角谷さん」

みほ「・・・・・・」

麻子「まだ、うまく喋れないときいているよ」
以下略



21: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:09:44.21 ID:BU/2OO130
麻子「今日、杏さんに会ってきたよ」

麻子「話はすべて聞いた」

麻子「証拠はなにもないし、おそらく今後も出てこない」
以下略



79Res/25.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice