過去ログ - 【ガルパン】杏「いや、簡単な話でね」【杏みほ】
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2: ◆5VAWS6au0Y[sage saga]
2016/11/07(月) 01:51:23.88 ID:BU/2OO130
杏「いや、簡単な話でね」

杏「名目上は安全で安定している東欧某国へのPKO派遣」

杏「実際は戦端が開かれる秒読み段階」
以下略



3: ◆5VAWS6au0Y[sage saga]
2016/11/07(月) 01:52:37.92 ID:BU/2OO130
杏「西住流から人を出したい」

杏「でも西住流はあくまで武道の流派だから、一門から本物の殺し合いに参加した人間を出すわけにいかない」

杏「そこにちょうどよく、16まで西住流の薫董よろしきを得て育ち、二年連続で弱小中の弱小校を全国優勝まで導いた実績を持ち、なおかつ、既に西住姓を持たない女がいた」
以下略



4: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:53:55.10 ID:BU/2OO130
杏「今日は来てくれてありがとうね」

麻子「気にするな。私も世話になったし、沙織のたっての希望だ」

麻子「弁護は任せろ」
以下略



5: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:55:02.19 ID:BU/2OO130
杏「みほは西住家から打診が来たときにはもう心を固めてたように見えたな」

杏「家のために何もできなかったけど、今ようやく力になれると静かに喜んでた」

杏「今にして思えば、みほの大洗への転校とか、私との結婚とか、すべてこういう事態に備えて外部の人間を作りたかったからなんじゃないかとも思うね」
以下略



6: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:55:49.63 ID:BU/2OO130
杏「現地まで役1ヶ月、船と陸路の道程」

杏「そして現地での任期半年のうち半分までは、ひたすらVIP扱いを受けたらしいよ」

杏「隊員たちや上官たちとも仲良く、訓練や哨戒を繰り返しつつ、和やかに生活したそうだよ」
以下略



7: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:56:41.55 ID:BU/2OO130
杏「そして例の日が来る」

杏「世間的になにか大きなことが起きた日は9.11とか3.11とか名前がつくけど、この日には付いていないね」

杏「報道もしばらくは触れていたけど、まあ、あんなもんだよね」
以下略



8: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:57:15.56 ID:BU/2OO130
杏「まずは制空権が怪しくなったそうだよ」

杏「だからすぐに撤退するかどうかが指令本部に投げられて、話し合われている間に戦端が開かれた」

杏「すぐに撤退戦に移行して、みほの車両も隊列中央くらいで後退していたらしい」
以下略



9: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:58:19.02 ID:BU/2OO130
杏「みほはまず後方の歩兵を一通り踏み潰す命令を出したんだって」

杏「みほの感触ではおそらくここで5、6人は轢き殺したと言ってた」

杏「みほが"初めて"人を殺した瞬間だね」
以下略



10: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 01:59:35.31 ID:BU/2OO130
杏「結果的に逃げ切れたのは14両だった」

杏「みほの車両だけは、撤退戦の最中に擱座してしまったそうだ」

杏「あんまりみんなが残ろうとするものだから、人生で初めて喉から血が出るほど命令を叫んだそうだ」
以下略



11: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:00:07.92 ID:BU/2OO130
杏「まあ、なんせ予想通りの結果だったからね」

杏「みんな言葉もないよ」


12: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/11/07(月) 02:01:31.33 ID:BU/2OO130
杏「ところがまあその何ヵ月か後に事態は急変というか」

杏「結論から言うとみほは生きていて、人質になっていた」

杏「政府は人質交渉の呼びかけを2回は断っていたそうだよ、多分死んでて欲しかったんだろうね」
以下略



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