過去ログ - 【ペルソナ5 佐倉双葉SS】ケスラー・シンドローム;Surrender
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47:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:16:31.19 ID:R5q4UVjHo
「…………」

 ヤバい。何がヤバいって何がヤバいのかわかんないのがヤバい。顔の筋肉とか語彙力とか特にヤバい。

「ふ、双葉っちの彼氏さんですか?」
以下略



48:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:17:45.13 ID:R5q4UVjHo
 それを聞いた二人は歓喜? の叫びをあげながら手を握り合っていた。うわぁ目立つなこれ。あ、もやもやどっかいっちゃったな。なんだったんだろ。

「そ、それで、なんでこっち来たの?」

 とりあえず近づきたい話したい触りたい。いろいろ、いっぱい聞かせて。わたしもいっぱい話したいことある。
以下略



49:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:18:53.28 ID:R5q4UVjHo
 夢中になって話し込んでいると、後ろから肩をちょんとつつかれた。

「私達、邪魔しちゃいけないから先帰るね。双葉っち、明日いろいろ聞かせてねぇ〜? ごゆっくり〜」

 ニヤニヤと意味深な顔を残して二人は去っていき、そしてわたしと、か、カレシが取り残された。
以下略



50:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:21:08.57 ID:R5q4UVjHo
 車がどこにあるかを探す必要はなかった。その場所には黒い猫がニャーニャー言いながら座ってたからだ。

「おおおモーナー! 久しぶり久しぶり元気してたかー?」

 駆け寄ってしゃがみこみ、目線を低くする。
以下略



51:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:22:25.81 ID:R5q4UVjHo
「乗らないのか?」

 彼はいつの間にか運転席に座り、窓から右腕を出して催促していた。

「乗るのるっ」
以下略



52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:23:29.59 ID:R5q4UVjHo
「なんか大人しいな、フタバ。どうかしたか?」

「そそ、そんなことないぞ、うん。ねぇねぇ、運転どう?」

 モナに顔の赤さがバレたのかと思い、慌てて話しかけた。
以下略



53:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:25:05.35 ID:R5q4UVjHo
「まあもうモナは車になれないしー。気にするなっ」

 膝の上で大人しく座っている猫のお腹を撫でた。

「わたしはボチボチやれてるけどー、そっちはどうなの? 地元」
以下略



54:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:27:02.29 ID:R5q4UVjHo
「ううん、謝らなくていい」

 そう言ってわたしの頭をまた撫でてくれた。

「……やっぱり、こっち残ればよかったんじゃない?」
以下略



55:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:29:55.41 ID:R5q4UVjHo
 ………………。

「まーオマエなら大丈夫だろ。去年も試験ずっと一位だったじゃねーか」

「まあね」
以下略



56:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:31:03.96 ID:R5q4UVjHo
「本当。双葉も受かるよう祈っといてくれると嬉しい」

「い、祈る祈る! お百度参りでも丑の刻参りでもなんでもする!」

「オイ、最後呪ってんじゃねーか……」
以下略



57:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 15:32:15.17 ID:R5q4UVjHo
「今日は午前だけ。さらに明日は創立記念日で休みだから、着替えてこっちにきた」

 明日は土曜日だ。つまり、明後日は。

「えっ! とと、ということは……」
以下略



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