27: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2016/11/16(水) 03:51:44.34 ID:HlCOPyga0
ガキがこの車の先方40mほどから走ってくる。
奴さんがすれ違う前に俺は車を降り、後部座席のドアを開いて待った。
何の気もないただの通りすがりのオーラを纏い、運転席側のドアにもたれかかって、
もはや何も映さないスマホをいじり、俺は通行人Aに徹した。
「は、は、は、はぁ……」
ガキは俺の目の前を通った。その瞬間、俺は行動に移した。
左手を首の前へ突き出し、少し下へずらして肩を抱く。
そのまま右手で膝を持ち上げ、うつ伏せに抱える。すんなり行った。
湿って火照った体から察するに、相当走って来たか。
疲れてるのだろう。抵抗もされない。
しかしなんだ、こいつもこれまたやたら軽い。
最近のガキは飯をちゃんと食えてるんだろうか。
まあいい、てめえの飯の心配する前に他人様の飯の心配してる場合じゃあない。
こいつが、俺の飯のタネになるんだ。
364Res/131.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。