過去ログ - 山城「その声……もしかして、時雨なの……?」
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 16:22:25.44 ID:+91Sbap0o
そして、本当に少しの説教ののち、西村艦隊の皆や時雨の姉妹たちの息災、現在の攻略海域、現在の山城の錬度、それに対する時雨の祝辞。久しぶりに会った姉妹のように、二人は仲睦まじく話し合った。


そして、辺りが完全に暗くなり、木々の間より降り注ぐ月明かりが二人を照らし始めたころ、山城は時雨にそうなった心当たりを問う。


数か月前のあの夜、我に返った時雨が辺りを見渡すと、この山道を歩いていたそうだ。急いで鎮守府に戻らなくてはと思ったのだが、あの大破した第一艦隊の皆の様子を思い出すと、足がすくみ、思うように歩けなかった。そして、そのまま暫く動けなかった時雨の耳に、自分を呼ぶ声が聞こえたという。


その声に応じて草むらをかき分けて無我夢中でかけている内に、時雨は気が付くと自分は左右の手を使って地を掴み走り、体中に力が満ち溢れるような感じで、軽々と岩や飛び出した木の根を飛び越えてた。そして、明るくなり、川に映った自身の姿を見ると、その姿は、既に犬になっていた。



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