過去ログ - ほむら「まったく、どうかしているわ…かち目なんてないのに」
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5: ◆iCtkvfDqRw[sage saga]
2016/11/10(木) 20:52:53.34 ID:/Z18FT4UO


結局、ほむらは戦いを投げ出して逃げていった。
終始冷静に事を運んでいたはずなのに、激昂してしてしまったことを恥じたのか。

こっちも久し振りの出血で動揺していた。
あらためて自分につけられた傷口を見ると、運が良かったのか、大して深くは無いようだ。
これなら、残った魔力で治してもまだ十分に余力がある。
丁度回復を終わらせた頃、あたしを見つけてまどかが駆け寄る。


まどか「……さやかちゃん、もういいよ。ほむらちゃんはわたしが説得する」

さやか「まどか、今のほむらは危険だ。ほむらの目は本気だった……びっくりするほど冷たかった。今のほむらはあたしに対してだけじゃなく、まどかをも傷つける」


まどかはいつだって優しいんだ。
未だにほむらをこんなに心配して……。
くそう、こんなまどかを放っておいて、何をやってるんだよ、ほむら。


さやか「円環の理の力を取り戻したと言っても、まどかの力は戦闘向けじゃない。ほむらはまどかからまた円環の力を奪おうとするはずだ。今のまどかは安全じゃない」

まどか「さやかちゃん……」


まどかは力の多くの部分を取り戻したとはいえ、ほむらには過去を繰り返した結果としての膨大な因果の力が流れている。
ほむらが魔法少女になった後に増幅された因果は、まどかだけがその力を使えるもので、ほむらに本来関係ないはずだったが、暁美ほむらは自分自身を概念として昇華させたため、その力を振るうことができるようになっていた。
今のほむらは未だに円環の理以上の力を持ち続けている。


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