過去ログ - 梓「おとまり!」
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87:けいおんSS[sage saga]
2016/11/10(木) 23:59:06.64 ID:E325IWUR0
唯「ほらほら、ご飯たべよ」

リビングにはトーストの焼ける香ばしい匂いが漂っている。
唯先輩はわたしを両脇から抱えるように持ち上げて立ち上がらせると、ズルズル引きずるようにしてテーブルまで連れていく。
テーブルには少し黄身の崩れた目玉焼きに、片側が黒くこげたウインナー、半分にカットされた食パン、忘れちゃいけない昨日のカレー。

これ、唯先輩がひとりでつくってくれたんですか?
えへへ、まあね。
憂の分は?
わたしがリビングに来た時にはもういなかったんだ。
…そうですか。

唯先輩は両手を合わせ、“いただきます”とおおきな声を出した。
わたしも両手を合わせ、“いただきます”とちいさく呟いた。

やっぱり憂はどこにもいなかった。



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