過去ログ - 【ペルソナ5】死がふたりを分かつまで【佐倉双葉SS】
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/11(金) 21:29:12.64 ID:YOv8t40L0

暁と二人きりでとは言わない。そうじろうに暁と付き合ってることはまだナイショ。
万が一にでも追い出されちゃいけないから。そうじろう結構親馬鹿だし。
それに、今はそんな気分じゃない。

「なぁ双葉」

「何?」

「何かあったか?」

「どうして?」

「ひでぇ顔してるぞお前」

「元々わたしはこんな顔!」

思わず声を荒げてしまった。
思った以上に大声が出てそうじろうがビックリ顔してる。私だってビックリだよ。
ボリューム機能がぶっ壊れてんのは、きっとヒキってた弊害だ。
そうじろうの顔を見ていたくなくて、部屋に閉じこもる。
無駄に広いだけの屋根裏部屋とは正反対の、パソコンとフィギュアでいっぱいの部屋。
少し前までは死んでいくわたしの棺だった場所。
今では狭くて、落ち着くわたしのお城だ。
わたしひとりが眠れる程度の狭いベッドに横になると、疲れがどっと出てくる。
普段ならばソッコー眠ってしまうのに、一向に眠気はやって来ない。
気が高ぶってたからだろうか。


散々覚悟を決めて臨んだクリスマスイブ。
人生初のカレシとのクリスマスイブ。
その結果は気まずいものだった。



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