過去ログ - 【モバマス】頼子「シンデレラガールにはなれませんでした」
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37:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:27:53.05 ID:m7ge+fQ50

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


モバP「――そうだな。どうしたもんかなって」
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:28:23.51 ID:m7ge+fQ50
モバP「そう、最後だ。……最後なんだよ。デビューした時みたいな怪盗とか、可愛いイメージなやつか。
ファンを巻き込んで感動的な感じにするか……どれが頼子のためになるのか」

文香「……いつも、こんな風に悩んでいらしたのですね」

以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:28:56.19 ID:m7ge+fQ50
文香「頼子さんの引退について、ですか?」

モバP「あぁ。プライベートでも仲が良いから何か聞いたり……いや、それを聞くのも悪いか」

文香「そう、ですね。ただ……私も頼子さんも、Pさんに連れられてアイドルの世界を、光り輝く世界を知りました。
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:29:50.76 ID:m7ge+fQ50
モバP「……なんか照れるな。俺はそれぞれが輝く手助けをしたにすぎないんだが」

文香「それでも、です。Pさんに出会っていなかったら、私は恐らく一生本の世界に閉じこもっていたのだと思います。もちろん、それが悪いわけではありません。ですが、こうしてアイドルになってみて――たくさんの世界を、そして自分自身の中にあったものを知って、私は嬉しいんです」

文香「っと……なんだか恥ずかしくなってきました」
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:30:22.68 ID:m7ge+fQ50
文香「Pさんが私を見つけてくれて、監督さんやカメラマンさん、照明さんとかたくさんの人が私を……」

モバP「(……ん? この話は前に……)」



42:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:30:57.20 ID:m7ge+fQ50
文香「――私の中の何かを表現してくれるんです。そうやって私はアイドルになれる」

文香「ただの地味な女の子でしかない私を、Pさんがそうしてくれたんです」

モバP「(あぁ……これは前に頼子が言っていたことだ。だけど)」
以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:32:14.86 ID:m7ge+fQ50
文香「本当に、感謝しています……」

モバP「(だけど……違う。やっぱり、頼子と文香は違う)」

モバP「女の子のもつ素敵な何かを引き出すのが俺の仕事だしな。それに文香は美人だし、知的で穏やかな中にも華がある。俺は文香に出会ったときから……」
以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:33:17.98 ID:m7ge+fQ50

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頼子「なんだか、あっという間でしたね」
以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:33:50.35 ID:m7ge+fQ50

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


モバP「お疲れ様」
以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:35:02.95 ID:m7ge+fQ50
頼子「ありがとうございます、Pさん。私がこうしてアイドルとして活動できたのは、全てあなたのおかげです。
これからどんな仕事を、どんな生活をするかはまだ分かりませんが……
あなたと過ごした、アイドルをした経験は、きっとどんなことにも通じると思います」

モバP「うん」
以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:35:40.77 ID:m7ge+fQ50
頼子「……終わってみるとまるで全部夢だったみたいな気持ちです」

頼子「……どうでしょうか、Pさん。私は『ひまわり』みたいに、最高の瞬間を……
皆さんの心を奪える絵画のような一瞬を、アイドルとして残せたでしょうか?」

以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:36:38.46 ID:m7ge+fQ50
モバP「もちろん。奪われたよ」

モバP「……最初に出会ったときから。アイドルとしてではない、古澤頼子、その人に」

頼子「えっ?」
以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:37:20.27 ID:m7ge+fQ50
モバP「ずっと、頼子をプロデュースしてきて……美術館に行ったり、絵を描きに行ったり、ハワイにも行ったりしたな。
色んなことをして、色んな頼子の姿を見てきた。でもそれは頼子のアイドルとしての魅力を引き出すためじゃなくて、俺がただ……
頼子を見ていたかったからなんだと気付いたんだ」

頼子「P、さん……?」
以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:38:12.89 ID:m7ge+fQ50
モバP「だから……頼子さえ良ければ、この先も……頼子をプロデュースさせて……いや一緒に居て欲しい。
アイドルとしてではなく、古澤頼子として、そばに」

頼子「……私も。Pさんに、Pさんに、出会ったときから……私の心は、あたなに奪われていたんです」



51:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:38:56.86 ID:m7ge+fQ50
モバP「……なんだ。俺たち最初から両思いだったんだな」

頼子「そのようですね。……ふふっ。私、シンデレラガールにはなれませんでしたが、一番なりたかったものになれそうです」

モバP「ん?」
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 01:40:17.94 ID:m7ge+fQ50
終わりです。ありがとうございました


53:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 05:27:19.88 ID:1leYI8bL0

頼子のSS書いてくれてありがとう


54:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 05:31:57.73 ID:qN/7p2KOO
悪くない…が、顔が分からん


55:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 06:34:21.66 ID:NRc/QY46o
頼子さんはいいぞ

いいぞ


56:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 08:21:16.77 ID:KW5YNvwpo

誰もがシンデレラにはこういう捉え方もあるよなあ


57:名無しNIPPER[sage]
2016/11/12(土) 12:07:53.86 ID:vPiDosrSo

良い頼子SSだった


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