過去ログ - 高峯のあ「牛丼並……4つでいいかしら?」
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86:☆3/4 ◆AL0FHjcNlc[saga]
2016/11/13(日) 23:15:06.98 ID:A39YavOz0

マストレ「高い技術は当然必要だ。だが、ただ魅せるだけでなく伝わらなければ意味がない」

のあ「(ぁ、あふっ……うくっ……)」プルプル

のあ「(フゥー、ふぅー…………ウッ、ぐっ……!)」プルプル

のあ「(ふぅー、ふぅー……フッ、ふぅー……っ!)」プルプル

マストレ「高みに上れば上るほど、自然と変容し遠退いていくものもある」

マストレ「憧憬の心は畏怖の念に。羨望の眼差しは嫉妬の視線に。孤高の歌姫は……いつしか孤独の存在に」

マストレ「皆は口を揃えて言う。『アイドルとは星が煌めくように美しく眩いが、手の届かない存在』『アイドルとは偶像であり、住む世界が違う』、と」

マストレ「……だがそれらは、『アイドルとファンの心の乖離』を正当化する言葉では断じてない」

マストレ「アイドルとは、常にファンと共に在らなければその存在価値を失ってしまう」

マストレ「ファンとの意思疎通を図る君達の表情は、いつでも重い意味を持つということを心に留めておきなさい」

卯月「は、はいっ!」

卯月「(麗さん、かっこいい……)」

マストレ「それで、だ……。話を戻そうか、表現についてだ」

マストレ「歌や踊りに感情を籠める為には、その起伏を絶妙に表現することだ」

マストレ「振り付けの流れや動き、歌唱法による音程や声量の抑揚、拍節の変化もだが……、それこそ初歩として、『顔の表情』を伴うことが重要になってくる」

マストレ「喜怒哀楽の表情、機微の基礎を習得する。それがビジュアルレッスンだ」

卯月「なるほど……!」

マストレ「最初にも言ったが、君達アイドルにとっては歌と踊り以外にも、ドラマ・CM・モデル撮影・オーディション・スポンサーやクライエントに対しての挨拶……」

マストレ「様々な仕事の場で表情を使い分ける技術が求められる」

マストレ「太陽のように屈託のない笑顔とまで言わずとも、せめて営業スマイルくらいは身に付けておいて損は無いだろう」

マストレ「基本形は笑顔だ」

マストレ「島村は笑顔に関しては満点だな。あとは状況に応じた感情の表出と、欲を言えば歌と踊りの技術も向上させれば、より洗練されたパフォーマンスが出来るだろう」

卯月「は、はいっ!」

卯月「……っ!!」チラッ

マストレ「……?」

マストレ「(なんだ……? 島村が高峯を前のめりで凝視している……)」



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