過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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41:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 18:08:21.18 ID:h3Y5LuhA0
文香「……プロデューサーさん」
P「はい」
文香「急に、さっき見た映画のごっこ遊びがしたくなりました……今だけ、名前で読んでもいいですか?」
P「え……ああ、ええと……それは……やはり、私と鷺沢さんはプロデューサーとアイドルという関係ですから……」
文香「……先程、プロデューサーさんはいいましたね。自分のワガママに応えてくれて、あなたはアイドルになってくれた、と。なら、私のワガママも聞いて欲しいです……特に誕生日のワガママくらい、許してくださいますよね?」
文香(プロデューサーさんは優しい方ですから……こう言えば了承してくれるだろうという言い方を、しました……)
文香(卑怯な言い方というのは分かっています……でも、誕生日くらい、思いっきりプロデューサーさんに甘えてみようと思いました)
P「……ごっこ遊びという事で、なら……」
文香(……やっぱり、優しい方です)
文香「では……」
文香(一息つくと、私はプロデューサーさんの本名を呼びました)
文香「〇〇さん……」
P「……な、何だか……鷺沢さんに本名で呼ばれるのは、気恥ずかしいというか、背中がむず痒いですね……」
文香「……文香」
P「え?」
文香「私の事も、文香と呼んでくれないと、嫌です」
P「…………」
文香「……そう呼んでくれないと、拗ねちゃいますよ」
文香(……以前の文学少女の頃の、自信を持てない頃の私だったら、一生言う事は無かったような……可愛らしいセリフです)
文香(でも、プロデューサーさんが……〇〇さんが、アイドルにしてくれたから、言えたセリフでした)
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