過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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44:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 18:11:03.30 ID:h3Y5LuhA0
文香(と、今、ここで伝えたら、プロデューサーさんは、どんな顔をするでしょうか……)
文香(ですが……それを伝える勇気は、まだありません)
文香「いえ……何でもありません……私もお腹が少々空いてきたので……行きましょうか」
P「……? では、タクシーを呼びますんで少々お待ちを。あっ、すみません。それで事務所に所用があるんで、一回事務所に寄りますね」
文香「わかりました」
……びゅううぅぅ……
文香(……今は、私とプロデューサーさんの間を、風が通り過ぎて……その距離感が、少し寂しいですけど……)
文香(でも、いつかは私達の間を、風すらも通れる隙間がないほど……くっつけるような、そんな関係に……)
文香(焦らず、ゆっくり……いつか、ちゃんと告白出来る勇気が出来るその日まで……)
文香(その日までは……アイドルとプロデューサーというこの関係を……楽しみたいと思います……)
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