過去ログ - 後輩「また死にたくなりましたか?」
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2:@y3tintin[saga sage]
2016/11/25(金) 20:49:16.78 ID:QF9BDPI/0


「ハル、いつまで寝てるの?」

ぼんやりする視界の中、目の前には自分を起こしに来た姉が立っている。高校3年生にしては身長が低く(本人はかなり気にしているらしい)かわいらしい姉である。
以下略



3: ◆ojPlaFubHg[sage saga]
2016/11/25(金) 20:51:42.40 ID:QF9BDPI/0

「バカなこと言ってないで早く起きて朝ごはん食べて。それにゆっちゃんも来るでしょ?」

ゆっちゃん。ゆっちゃんというのは、近所に住んでる同級生の女の子。所謂幼馴染というやつだ。

以下略



4: ◆ojPlaFubHg[sage saga]
2016/11/25(金) 20:54:05.94 ID:QF9BDPI/0

朝食はいつも姉が用意してくれている。親はまだ寝ている。毎日遅くまで働いて、俺達が学校に行った頃に起きてまた会社に行く。この生活はもう7年くらい続いている。

家事は最初の方こそ一緒にやったりしていたのだが、ここ数年は専ら姉に頼りっきりである。

以下略



5: ◆ojPlaFubHg[saga sage]
2016/11/25(金) 20:58:14.41 ID:QF9BDPI/0


朝食を食べ終わり、身支度をして家を出る。家の前には、幼馴染の女の子。電子端末を片手に持ちながら待っている彼女に、なんだかなーと思いつつ、声をかける。

「おはよう」
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2016/11/25(金) 21:00:00.78 ID:QF9BDPI/0
トリ変更です。すみません


7: ◆rIWKTPBQuo[saga sage]
2016/11/25(金) 21:05:19.44 ID:QF9BDPI/0

「いや、ほんとごめんな。なんなら、毎朝待ってなくてもいいのに 」

そのほうが俺も多く寝れていいしさ…とまでは言わなかった。

以下略



8: ◆rIWKTPBQuo[saga sage]
2016/11/25(金) 21:06:19.62 ID:QF9BDPI/0

「お、おう……そうか 」

こう、面と向かって言われるとなんて返答をすればいいのか困ってしまう。
うまい返答ができればいいのだが、自分には無理らしい。
以下略



9: ◆rIWKTPBQuo[saga sage]
2016/11/25(金) 21:07:47.13 ID:QF9BDPI/0



校門の前で、体育館へ向かう彼女と別れ、教室へ向かう。

以下略



10: ◆rIWKTPBQuo[saga sage]
2016/11/25(金) 21:10:22.24 ID:QF9BDPI/0

「ハルは今日も、奥さんと登校か? 」

「……いや、一緒には来たけどあいつとはそういう関係ではないよ 」

以下略



11: ◆rIWKTPBQuo[saga sage]
2016/11/25(金) 21:11:39.50 ID:QF9BDPI/0

「前にお前にも言ったことあるだろ、夢の話 」

「あー…… でもあれってハルの妄想じゃなかったっけ? 」

以下略



12: ◆rIWKTPBQuo[saga sage]
2016/11/25(金) 21:14:54.22 ID:QF9BDPI/0



「今週で学校は最後だぞ。最後の週だからってお前ら油断するなよ 」

以下略



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