過去ログ - あやめ「アイドルカラテ決死拳」
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30: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:05:37.62 ID:rbzBnozY0
ナラク((ケリ))

あやめ「ケリ!」

前川「ピガガーッ!」
以下略



31: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:06:03.95 ID:rbzBnozY0
あやめ「これは?」

前川ロイドの懐から溢れた、モスグリーンの楕円形物体。握り拳ほどの大きさで、ひき肉めいた断面が見える。

あやめ「ハンバーグ?やけに緑色ですが」
以下略



32: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:06:30.48 ID:rbzBnozY0
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33: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:07:01.54 ID:rbzBnozY0
晶葉「モシモシ!モシモシ!ナンバー8!応答しろナンバー8!」

?「ニンッ!」

CRACK!
以下略



34: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:07:28.51 ID:rbzBnozY0
ナラク((流されるでないぞ小娘!油断を誘い背後をとるのはダマシ・ニンジャクランの常套手段なり!))

ナラク((殺せ!あ奴の矮小な頭蓋を踏み砕き、爆発四散させるのだ!全ニンジャ殺すべし!))

ニューロンの間借り人の叫び声が響き渡る。
以下略



35: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:08:06.94 ID:rbzBnozY0
晶葉「ギブアンドテイクといこうじゃないか。私を見逃してくれ。ただ研究がしたいだけだ」

あやめ「では、テイクは」

晶葉「知識をやろう。ニンジャについて、貴様は何も知らない。ニンジャが観測されるのは、この事務所の周辺だけだ。それはなぜか?なぜ私たちはニンジャになった?」
以下略



36: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:08:34.05 ID:rbzBnozY0
晶葉「グワーッ!」

瞬間、池袋晶葉の胸部から青白色の刺突物が生え、うつぶせに倒れる。その刺突物はゲッコと呼ばれる特殊電磁波から生成された、邪悪なクナイである!

あやめ「イヤーッ!」
以下略



37: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:09:04.53 ID:rbzBnozY0
あやめ「ムーンサイド?」

ムーンサイド「そのマフラー、貴方もニンジャ?ドーモ、ムーンサイドです」

あやめ「?ど、どうも」
以下略



38: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:09:35.11 ID:rbzBnozY0
三たびのクナイ投擲を受けた池袋晶葉に出血はないが、白眼を剥き昏倒する。ゲッコの効果だ。
同様にあやめの視界がボヤけるが、かろうじて自我を保つ。

あやめ「これは…?」

以下略



39: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:10:02.55 ID:rbzBnozY0
あやめの意識は再びフートンの中にあった。
やはり夢ではない。頭上には黄金立方体が浮遊し、憎悪にまみれた老人の声が聞こえるからだ。

ナラク((愚かなり!愚かなり小娘よ!))

以下略



40: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:10:28.77 ID:rbzBnozY0
青白のクナイはマフラーを貫通し、確かにあやめの顔面に直撃した。

青髪のニンジャはパンプスをカツカツと鳴らしながら近づくが、その手にはクナイが握られている。即ちカイシャクである。

ムーンサイド「!?」
以下略



41: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:10:55.27 ID:rbzBnozY0
ムーンサイド「先手必勝!ゲッコ・ジツ!イヤーッ!」

無数の刺突兵器が飛来!しかし

忍殺「イヤーッ!」
以下略



42: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:11:24.53 ID:rbzBnozY0
あやめ「これは……」

精神の安らぎフートンの中で、浜口あやめはイクサを非現実VRのごとく感じていた。

ニンジャスレイヤー、ムーンサイド。仮面舞踏会メンポは砕け、淡イエローの瞳が見える。今握っている拳を振り下ろしたとき彼女がどうなるか、あやめは即座に認識した。
以下略



43: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:11:52.86 ID:rbzBnozY0
見つけた。呼吸を操り道を拓くのだ。
確証はないが、間違いない確信があった。

あやめ「スゥーッ……ハァーッ……」

以下略



44: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:12:21.02 ID:rbzBnozY0
もはや痛みは感じない。ムーンサイドの精神はゼン・トランスにも似た局地にあった。

ムーンサイド「あの子の考えはね、私たちの悲願なの。世界に障壁がある限り、愛とは苦しいもの。互いに苦しい、相苦しいもの」

うめき声の混じった陶酔ポエム。彼女にとってのハイクである。
以下略



45: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:12:48.34 ID:rbzBnozY0
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46: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:13:16.15 ID:rbzBnozY0
有香「ここまでで大丈夫です、プロデューサー」

若P「レッスンが終わってからずっと顔色が悪かったじゃないか。車を出すよ」

有香「いえ、いいんです。事務所はなぜか空気が悪いというか、達人同士の試合のような雰囲気があって落ち着かなかったんです」
以下略



47: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:13:43.13 ID:rbzBnozY0
同時刻、事務所ビル前にひとりの少女が立っていた。

ピンクを基調としたロリータ調の服は一見不自然に見えるが、彼女は有無を言わさぬオーラを放っていた。
それは彼女がはじめて手にしたアイドルとしての衣装であり、彼女のニンジャ装束でもある。

以下略



48: ◆kdCeKYg8YWHJ[saga]
2016/11/27(日) 20:14:11.08 ID:rbzBnozY0
【アイ・マスト・ゴーオン】 #2終わり #3に続く


49: ◆kdCeKYg8YWHJ[sage]
2016/11/27(日) 20:15:35.11 ID:rbzBnozY0
(親愛なる読者の皆さん:投稿インコチャンのヒューマンエラーにより一部セリフがなんかカワイイになりました。再発防止のためメール欄とインコチャンはパブリックにケジメされ、しましたのでごあんしんください)


50:名無しNIPPER[sage]
2016/11/29(火) 00:18:55.94 ID:BtE+wD5P0
カラテ地獄変?(老眼)


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