過去ログ - 唯「夢みる少女じゃいられない」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:42:10.01 ID:WwkYnpYs0
「いま思ったんだけど」

「どうしたの唯ちゃん」

「わたし達、黒髪ストレートロングにしたら、結婚できちゃったりして」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:42:41.88 ID:WwkYnpYs0
「ほらー。澪ちゃんあずにゃんにあってわたし達にないもの、って考えたらさ、ふと」

「そうでもないだろ、ほら。憂ちゃん」

「憂は特別だよー、憂だよ? 憂」
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:43:18.10 ID:WwkYnpYs0
「唯ちゃん。結婚や恋愛は見た目だけじゃないわ。澪ちゃんも梓ちゃんも中身が素敵なのよ。だから…」

空になったグラスの氷を鳴らしながら、ムギちゃんは生真面目に言う。

「それじゃ結婚できないわたしたちは、中身がくだらないってこと?」
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:43:45.17 ID:WwkYnpYs0
「そういうわけじゃ……」

「ごめんごめん、くだらない冗談だよ」

「そうそう。くだらない冗談。くだらないくだらない」
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:44:32.54 ID:WwkYnpYs0
「結婚なんてさ、縁だよ、縁」

「なぁ〜にを言ってんのさっ、りっちゃんのくせにぃ。そんなこと言えた立場じゃないでしょうがっ」

含み笑い。
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:45:34.92 ID:WwkYnpYs0
「ダメだよムギちゃんやさしくしちゃ。
 こういうのはね。ちゃーんと事実を突きつけてあげないといけないの。
 そうしてあげないとね、事実を認識できないでしょ?
 どーゆー行為が“キモい”のか、しっかりわからせてあげるのがりっちゃんのためなんだよ……うん」

以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:46:47.96 ID:WwkYnpYs0





以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:47:19.80 ID:WwkYnpYs0
いきおいよく扉を開き、敬礼してみせる。
唯隊員、無事生還しましたっ! ……バッカみたい。

りっちゃんは眉を八の字にして、呆れたように笑った。



28:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:48:06.00 ID:WwkYnpYs0




東京の夜は心なしか、涼しく感じる。
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:48:46.53 ID:WwkYnpYs0
唯ちゃん、平気?
平気だよ。ムギちゃんこそ、平気なの?
わたしも平気。

ほんのりと桃色に染まった頬で、ムギちゃんは答えた。
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 18:49:27.93 ID:WwkYnpYs0
通話を終えて戻ってきたりっちゃんは、手を繋いだわたし達を見て呆れたように笑った。

仲いいなー、おまえら。

そうだよ、わたし達、なかよしだよ!
以下略



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