過去ログ - 祥鳳「剣崎さん!」 剣崎一真「全ての人と艦娘を守る、それが俺の仕事だ!」
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10: ◆li7/Wegg1c[saga]
2016/11/28(月) 16:09:18.01 ID:Hsa8pKZ70


「なんで? なんであなた、深海棲艦を庇うの?」

瑞鳳が何をしてるのかさっぱり理解できないという表情で冷たく言い放った。

「よく見ろ! お前らの目の前にいるのは、ホントに敵か?」

「何言ってるの? 敵に決まってるじゃない? 早くどきなさい!」

「何馬鹿なこと言ってんだ!」

剣崎は一喝した。その気迫に、如月と瑞鳳はひるんだ。

「怯えて抵抗できないヤツを倒すのが、きみたちの戦う目的なのか!? 違うだろ!?」

その言葉に、瑞鳳達は反論出来なかった。確かに、眼に映る空母ヲ級は攻撃もせず、ただ怯えて座っているだけだ。

「よく見ろ。彼女は、何もしない。君たちの、仲間だ」

瑞鳳達は、彼の言うことが信じられない。だが、目の前のヲ級には確かに敵意が感じられなかった。

「証拠は? 何を証拠にそんなこと!?」

「だったら本人に聞いてみろ! この子の名前は祥鳳。きみの、お姉さんなんだぞ!」

「ウソ……?」

「彼女の目をよく見ろ! そいつは、敵なのk!?」

「あなた、あなた、祥鳳……お姉ちゃんなの?」

祥鳳は黙って頷いた。

「よく見ろ、君の目の前の女の子は、きみに危害を加える目をしてるか?」

瑞鳳はじっとヲ級の目を見つめた。その優しい眼差しはどこか見覚えがある。

まさか、まさか……! 瑞鳳は愕然とし、彼女の弓矢が手からこぼれ落ちた。



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