過去ログ - モバP「朋と過ごしたある一晩」
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:09:53.20 ID:lD0wJi800

不意に強い香りがした。

鼻腔をくすぐるというより覚醒を促すような感覚。

寝ぼけ眼を渋々開けると朋がマグカップ片手に覗き込んでいた。

「あ、起きた起きた」

「……何を」

「いや、コーヒーってホントにお目覚め効果あるのねー」

ケラケラ笑っていらっしゃる。

布団の中に引き込んでまたヒイヒイ言わせてやろうか。

一瞬よぎった思考はマグカップへの懸念によって奇しくも防がれた。



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