10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:00:56.24 ID:lD0wJi800
  
 「しょっちゅう思ってるよ、今がずっと続いてくれれば良いのにって。他に何もいらないからって。でもそれじゃ前には進めないし、どんな未来も掴めない」 
  
 「……先には嫌なことがいっぱいあるかもしれないわよ?必ずハッピーエンドが待ってるとは限らないし」 
  
11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:01:43.31 ID:lD0wJi800
  
 「そうよね、うん、そうだわ!やっぱりPと一緒で良かった!」 
  
 朋は合点がいったらしい。 
  
12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:02:29.34 ID:lD0wJi800
  
  
 朋と入れ替わりに湯船に身を沈める。 
  
 少しお湯が溢れた。 
13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:03:18.37 ID:lD0wJi800
  
 「まあ、鼻の下伸ばしてくれるのは満更でもないけどね」 
  
 言いながら朋も入ってくる。 
  
14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:03:54.83 ID:lD0wJi800
  
  
 「なんで風呂入って疲れてるのかしら」 
  
 「まったくだよ」 
15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:04:22.45 ID:lD0wJi800
  
 「うん、やっぱり良い髪だ」 
  
 「そりゃもう、お手入れしてるからね」 
  
16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:05:02.40 ID:lD0wJi800
  
 「そうねー、臭くは無いしまあ特に良い匂いって訳でもないわ」 
  
 でもね、と続ける。 
  
17:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:07:23.21 ID:lD0wJi800
  
 我が家の消灯はそこそこ早い。 
  
 特に見たいテレビ番組も無ければさっさと床に着いてしまう。 
  
18:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:08:45.74 ID:lD0wJi800
  
 どちらともなく身を寄せ合って、そのまま抱き寄せて唇を奪う。 
  
 華奢な身体は、しかし女性特有の丸みを帯びていて、残った余裕を奪うには十分過ぎて 
  
19:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:09:22.52 ID:lD0wJi800
  
  
  
 行為が終わって、気怠い身体のまま横になる。 
  
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