134:名無しNIPPER[saga]
2016/12/18(日) 05:36:16.72 ID:UnJsTJFT0
そこにあるのはいつもと変わらない、Sさんの顔……そして、姿……幾度も見てきたものです。
それなのに、いつも以上に素敵に思えてしまうのは、何故なのでしょう……。
135:名無しNIPPER[saga]
2016/12/18(日) 05:37:03.74 ID:UnJsTJFT0
「さぁ、帰りましょうか。外は寒いでしょうし、早く車の中に入りましょう」
「はい……そうですね」
136:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 07:42:38.36 ID:v/R9W0yT0
そしてSさんが安全確認をした後、私達を乗せた車は車道に入り、動き出します。
動き出してから少しして……私は横目でSさんの顔を見ました。
137:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 07:43:06.17 ID:v/R9W0yT0
でも、そんな事はしません。告白は……然るべき場所でさせて貰いますから……。
ふふっ、その時が無性に楽しみで仕方がありませんね……。
138:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 07:43:36.61 ID:v/R9W0yT0
「鷺沢さんが……ですか? それは珍しいですね」
少し意外だと言わんばかりに……そう聞き返すSさん。
139:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 07:44:03.98 ID:v/R9W0yT0
そして目の前にあった信号が丁度赤に変わり……私達を乗せた車は、停止線の前で停車しました。
「所で、鷺沢さん……もう一つ、よろしいでしょうか?」
140:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 19:54:39.17 ID:i1OP6LUf0
「えっ……?」
「いえ……ここ数日……様子がおかしく感じられたので……」
141:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 19:55:20.88 ID:i1OP6LUf0
でも……その口ぶりから察するに……私が何に対して、思い悩んでいるのかまでは……気付いてはいない様子ですね……。
そして目の前の信号が赤から青に変わると……Sさんは再び視線を前にへと戻し、車を発進させます。
142:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 19:55:51.56 ID:i1OP6LUf0
「……聞いて、頂けるのですか……?」
「えぇ。僕が聞いて、それで助けになれるのなら……何でも言って下さい」
143:名無しNIPPER[saga]
2016/12/19(月) 19:56:23.01 ID:i1OP6LUf0
これは……恥ずかしいとか、そんな感情からくるものではありません。
こんなにも早くに告白する機会が巡ってきて……思わず笑いが込み上げてしまい、それを見せたく無いので、そうしたのです。
144:名無しNIPPER[sage]
2016/12/19(月) 22:48:31.23 ID:4S68rCndo
ふみふみこわいけどいい
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