過去ログ - 乃々「せっかくのオフの日なのに、外に逃げる羽目になったんですけど…」
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◆h.JLimX5Dc
[sage]
2016/12/01(木) 21:28:39.38 ID:FCicwrjio
それから、散々お話を続けてくれたお姉さんが高森藍子さんだと言うことを聞かされました。
藍子さんと言えば、もりくぼがラジオのお仕事をする前に参考になるだろうから聞いてみたらどうか、とプロデューサーさんに紹介されていたラジオのうちのひとつでした。
道理で声に聞き覚えがあったはずです……。
この後も、藍子さんがあれこれ喋ってはもりくぼが相づちを返し、それを確認してまた藍子さんが話続ける……と言うのが何回か繰り返されて、あまり食べるのが早くないもりくぼでもホットケーキを食べ終えて、ミルクティーもいつの間にかけっこう冷めてるんですけど……
藍子さんのお話はまだまだ続くようで、もりくぼはいつ、どうしたらこのループから抜け出せるんでしょう、もしかしたらこのまま暗くなるまで……なんて思っていたところで変化が訪れました。
藍子「ふふっ、だから私も、丁度茜ちゃんがカメラと格闘してる可愛い所を撮ってたのでみんなに回してあげたんです。茜ちゃんって普段はそんなこと無いのに、私とか未央ちゃんにはときどきこうやってはっちゃけてくれて。こういうのって一緒にユニットを組んでるからこそなのかなぁって少し嬉しくなっちゃいますよね……は、恥ずかしいのには違いないんですけど」フフッ
ゴーン、ゴーン……
乃々「……あっ」
藍子さんのお話をとぎるようなタイミングで時計の鐘がなりました。
これまでも何度か鳴ってはいましたが、切れのいいところで鳴るとわもりくぼ…は元々相づち程度でしたが、藍子さんも一緒に黙って鐘の音を数えていきます。
10回11回12回、と鐘は鳴り続け、もうお昼なのかと内心驚きます。噂には聞いていましたが、藍子さんのお話を聞いているといつの間にか時間がずいぶんと経ってしまっているという、もりくぼ的には漫画を読んだあとやポエムを書き綴り終えたときに感じる、自分の感覚と実際の時間とのズレによる不思議な座りの悪さと体にかかる心地のよい疲労感、人と話すのに何かと緊張を覚える私にとって、人とお話をしてこの感覚を味わう時が来るとは、とても想像できませんでした。
そんなことを考えていると、時計からおまけとでも言うように、もう2回鐘が鳴り響いていきました。
乃々「……じゅ、14時?」
藍子「あっ、あれ?もうお昼過ぎちゃってましたか……ごめんなさい、乃々ちゃん。また私、お話しすぎちゃったみたいですね……」
乃々「い、いいえ、もりくぼなんかとこんなにお話していただけて、もりくぼは、その、こちらこそごめんなさい、と言うか、何て言えば、その、あぅぅ……」アタフタ
藍子「ううん、私こそせめてお昼には1回、ご飯を注文したりとか、できるように気を配れなくてごめんね?私、ついお話するのに夢中になっちゃって、前にお渡し会を企画してもらったときも……あっ、ううん、何でもないの……」ションボリ
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