過去ログ - 提督「伊58の天国と地獄」
1- 20
3:名無しNIPPER[saga]
2016/12/02(金) 13:46:02.02 ID:GfbqtjEo0
シーシュポスの神話というのがある。罪を犯した巨人シーシュポスは神から大岩を山の頂上まで運ぶという罰を受ける。しかし、その大岩はひとたび山頂まで到達すると転がり落ちていき、シーシュポスは再びそれを運び上げなければならない。永遠の罰。

伊58はその運命をいつしか己に重ねみるようになっていた。果てなき消耗と積み重なる塵労。それらに理由を求めた伊58は些か宗教的な自罰性を精神の型にしていた。

そして、その自罰の観念は伊58という個人から世界全体へと拡大するのにそう時間は要さなかった。すなわち、この世界そのものが何らかの罰を与えるための監獄なのだ。

伊58はそんな世界体系を「地獄」と称した。悪さをした人間が死後に行くとされるあの地獄。

この世を死後の地獄と考えることは伊58にとっては不本意ながらも都合が良いものだった。

この世界モデルを採用することによって、この世界で明らかに不自然な存在に説明がつくと考えている。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
18Res/14.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice