過去ログ - 安部菜々「北欧に来たので北極を見に行きますよ」佐藤心「ちょ、遠い☆」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:07:23.42 ID:PQdpF37u0
※モバマスSS
※とある楽曲を参考にしたため、元ネタあり
※台本地の文混合
※意味もなくうさみんはぁと
※崩壊かもしれない
※各所考察雑
※オチが暗い
※すがすが☆みーん
※くがくが☆みぃん
※某MYBABYネタあり
※許して

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2:名無しNIPPER[sage]
2016/12/03(土) 00:22:06.34 ID:cOjSWo01o
はよ


3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:27:39.28 ID:PQdpF37u0
はぁとたちは撮影で北欧に来てた。
プロデューサーが『もうシーズンだし、北欧の地を踏んでサンタコスで撮影しようか』なんて思いつきみたいに言っちゃって、
スケジュール的にも無理があるむちゃくちゃな仕事でここに来たまではよかったんだ。
うん、来るまではよかった。機内で映画観れたし☆

以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:28:48.32 ID:PQdpF37u0
「はぁとちょっと通訳さんに電話するねー」
「お願いします。ナナは国際電話でプロデューサーさんに連絡入れてきます」
「おっけー」

そう言って菜々は、待合室に設えてあった国際電話対応の公衆電話へ向かった。
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:30:07.15 ID:PQdpF37u0
「もしもし、通訳さんですか?」
「あ、あぁ。日本の方ね。初めまして、エヴェリーナです。電話越しにごめんなさいね」

もっと事前打ち合わせしとくべきだったろ、とか、他に謝ることあるだろ、とかいろいろ言いたくなるのを堪えて、はぁとは尋ねた。

以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:31:21.77 ID:PQdpF37u0
……帰国したら覚えてろ、プロデューサー☆
はぁとの電話が済むと、プロデューサーとの連絡を終えた菜々が話しかけてきた。
すっかり気の抜けて、少しげんなりした顔をしてる。たぶんはぁとも同じ顔してると思う。

「ホテルが手配されてるようなので一旦そこで待ちましょう。なんて連絡しました?」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:32:34.21 ID:PQdpF37u0
「外もっと寒っ!?」
「わー……これは防寒着選択ミスりましたね」
「やっばー……行こ、行こ。風邪ひいちゃうよ」
「行きましょう」

以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:34:07.38 ID:PQdpF37u0
「……ナナもちょっとめんどくさくなっちゃいました。寝ましょうか」
「んんー……」
「……んまぁ、どっちみち本来の撮影場所はここからだいぶ北のロヴァニエミって所らしいですから、
帰るにしたったって早めの現地入りするにしたったって、どのみちチケットはとらないといけないわけですが」
「がぁぁぁー……」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:36:08.56 ID:PQdpF37u0
……まあ、早起きしちゃうよね。

「ふぁ……あふ。今何時……?」
「あ、おはようございます心ちゃん。5時ですよ。朝の」
「えぇ……はぁと10時間も寝てたの」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:37:04.59 ID:PQdpF37u0
というわけで、朝の諸々や支度、
チェックアウトを済ませてはぁとたちはヘルシンキ空港へと戻り、フライトまでの時間を空港見学に費やした。

「おぉ……とは言っても、空港ってあまりどこも変わらないものですよね」
「書いてある文字のほとんど、英語以外もはやまったく読めねぇけどな☆」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:37:44.82 ID:PQdpF37u0
「Rovaniemi……これロヴァニエミですね。ちょっと読んでみましょう……か……」
「物の見事にフィンランド語でしか書いてねーな☆せめて英語でなんか書いてないのかよ☆」
「あ、これなんかどうでしょう」
「いやフランス語じゃねーか☆」
「ま、フランス語くらいなら……」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:38:54.58 ID:PQdpF37u0
ガイドブックによると、ロヴァニエミ空港の近くにサンタクロース村があり、たぶんはぁとたちはそこで撮影することになる。

「もうちょっと素朴で地味な感じをイメージしてましたが、割と派手に観光名所として打ち出してますね」
「ど田舎かと思ったらそうでもなかったぞ☆」
「おっと、読んでたらもうこんな時間ですか」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:40:25.00 ID:PQdpF37u0
「うー、ここで待つのキツいぞ☆」
「寒いですものね……」
「……パイセン、くっついてもいい?てかくっつかせて☆」
「えっちょ」
「照れんなってー☆」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:41:22.72 ID:PQdpF37u0
「乗れるみたいですね、行きましょうか」
「はーい☆」

成田からヘルシンキまでの長旅と違って、ものの1時間ほどでロヴァニエミに到着した。

以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:41:55.54 ID:PQdpF37u0
空港の近くで厚めの防寒着を新調して、改めてはぁとたちはサンタクロース村へと赴いた。
ロヴァニエミ空港の近くには宿泊施設がなく、サンタクロース村で直接宿泊する形となる。
フィンランドといえばサンタクロース……
と、連想するレベルで有名なはずなので、部屋が取れないと思ったけど、運良く取れたみたい。
しっかしこの防寒着、結構たけーな☆
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:43:25.67 ID:PQdpF37u0
サンタクロース村では気さくなおじさんがはぁとたちを案内してくれた。アウリスさんっていうらしい。
このまま赤い服と帽子を着せたらサンタクロースになりそうなおじさんだった。
英語がなんとか通じたので、身振り手振りを加えながら、
はぁとたちが日本から来たこと、(一応)芸能人なこと、ここで撮影させてもらうこと、をなんとか伝えた。

以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:44:00.06 ID:PQdpF37u0
宿泊する小屋からすこし歩くと、凍った湖と、それを取り囲む森が見えて来た。

「天気と運がいいと、夜にはオーロラと星が同時に見れるんだ!
今日は曇りらしいから難しいかもしれないけどね!」

以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:46:05.03 ID:PQdpF37u0
「さ、遅いけどそろそろお昼にしようじゃないか」
「ちょうどパーティをやってるようですね」
「え、これ飛び入りオッケーなの?」
「オッケーなんじゃないですかね?」
「当然オッケーさ!アイドルって聞いたらみんな驚くぜ!」
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:46:41.14 ID:PQdpF37u0
「やりましょうか、心ちゃん」
「あれ一度もリハしてないんだけどな。持ち歌じゃないし」
「サビのフレーズ以外では私たちの持ち歌の振り付けをアレンジしてぶっつけで合わせましょう。いけますよね?」
「……おっけー、いっちょかましちゃうぞ☆」

以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:49:10.47 ID:PQdpF37u0
〜〜〜〜〜〜
飛び入り参加のパーティでの小さなライブはコールとも歓声ともつかない熱狂の大盛り上がりの中でクライマックスを迎えた。

「フゥー!Kiitos!」
「ありがとー!」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:49:54.97 ID:PQdpF37u0
そのあとに続いて、ポルカとか、ボイスパーカッションとか、
やたらとノリのいい人たちによるちょっとした音楽祭になっていた。
観客側に回ったはぁとたちも、その場に合わせて踊ったり、唄ったりしてはしゃいだ。
ロヴァニエミは日の入りが早いから、あたりはもうすでに真っ暗。それでもしばらくはパーティが続いた。

以下略



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