過去ログ - 安部菜々「北欧に来たので北極を見に行きますよ」佐藤心「ちょ、遠い☆」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:49:10.47 ID:PQdpF37u0
〜〜〜〜〜〜
飛び入り参加のパーティでの小さなライブはコールとも歓声ともつかない熱狂の大盛り上がりの中でクライマックスを迎えた。

「フゥー！Kiitos！」
「ありがとー！」
以下略


21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:49:54.97 ID:PQdpF37u0
そのあとに続いて、ポルカとか、ボイスパーカッションとか、
やたらとノリのいい人たちによるちょっとした音楽祭になっていた。
観客側に回ったはぁとたちも、その場に合わせて踊ったり、唄ったりしてはしゃいだ。
ロヴァニエミは日の入りが早いから、あたりはもうすでに真っ暗。それでもしばらくはパーティが続いた。

以下略


22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:50:33.19 ID:PQdpF37u0
s/若干二の腕が/二の腕が若干

23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:51:26.62 ID:PQdpF37u0
〜〜〜〜〜〜
パーティの後片付けをしてしばらく、はぁとたちは日中案内してもらった場所に来ていた。
はぁとたちが泊まってるところからしばらく歩いた場所。森の近くの凍った湖だ。

「うーん、ガスっちゃってますねえ……」
以下略


24:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:52:27.48 ID:PQdpF37u0
一旦小屋に戻って、菜々はLEDのランタンと厚めの手袋を持ってきた。

「はいこれ、つけてください」
「なんかでけー手袋だなおい☆」

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25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:55:40.00 ID:PQdpF37u0
〜〜〜〜〜〜
森に入ってだいぶ時間が経った……気がする。
森の中って同じ木ばっかりで見飽きてくるし、木の間が広い森とはいえ灯りが心許ないと、多分すぐに迷う。
それでも菜々ははぁとの手を引いて、御構い無しと言わんばかりにガンガン前に突き進んでいく。
左手に見える湖を見失わないように気をつけてはいるけれど。
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:57:52.27 ID:PQdpF37u0
木ばっかり見てて空を見てなかったから気づかなかったけど、木の間から見える空が、少し明るくなってる。
うそ？もしかして？

「ほらついた！あの小さい子屋がさっきいたところですよ！
わー！すっごい！さっきまで曇ってたのに！！
以下略


27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 00:59:06.60 ID:PQdpF37u0
凍った湖の上に降り積もった雪に足跡をつけていく。はぁとたちの他には誰もいない。
誰も見ていない。はぁとと、菜々の2人きり。



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28:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 01:01:14.78 ID:PQdpF37u0
菜々とはぁとの目が合った。


手元のランプが消えた。

以下略


29:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/03(土) 01:01:41.21 ID:PQdpF37u0
了

30: ◆t6XRmXGL7/QM[saga]
2016/12/03(土) 01:07:14.66 ID:PQdpF37u0
HTML依頼確認用酉

今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
気温の低い日が続きますね。みなさん体調に気をつけてください。
インフルエンザの予防接種は受けましたか？私は受けました。
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