過去ログ - P「頼む、ほたるを助けてくれ!」茄子「嫌です」
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◆Dr.jM/UHkk
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2016/12/03(土) 22:02:19.41 ID:nKrEHmuR0
茄子「…私の幸運もまだまだ捨てたものじゃないね」
ほたる「キャーーーー!」
P「おわあああああぁっ!」
以下略
22
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◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:03:35.18 ID:nKrEHmuR0
ほたる「今日は楽しかったですね!」
茄子「ええ、本当に」
P「また3人で来ような」
以下略
23
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◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:04:38.51 ID:nKrEHmuR0
P「次は山か海にでも繰り出すか!」
茄子「遊び回れるところもいいですけど、動物園とかでのんびりもいいんじゃないですか?動物と触れ合えるとなお良しです」
ほたる「私、どっちも行きたいです!」
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◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:05:32.79 ID:nKrEHmuR0
唐突に車のクラクションが鳴り響いた。遊園地帰りの渋滞に呑まれたせいか、マナーの悪い車が大きな音を鳴り響かせている。
P「っと、騒がしいなー。二人とも早く行こう」
茄子「…ほたるちゃん?」
以下略
25
:
◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:07:11.21 ID:nKrEHmuR0
ほたる「こ…こないで…」
掠れる声でほたるが言った直後、反対車線からもクラクションの音が響いてきた。
夕暮れ、ほたる、クラクション。その言葉が浮かんだ途端、私は反射的にPとほたるを突き飛ばしていた。
以下略
26
:
◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:08:39.95 ID:nKrEHmuR0
ほたるちゃんと私は親友だった。
中学生の頃の私は、環境や才能に恵まれ自分が他人より優れた人間だと思い込んでいた。普通の才能ならまだしも、幸運を引き寄せる才能であったから特に努力することなく成功を繰り返し、それが当たり前の人生だった。
27
:
◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:10:28.93 ID:nKrEHmuR0
私の家系にも並外れた幸運を持った人は何人かいたが、私はその中でも飛びぬけていたらしい。
大抵のことに強運なだけでなく自分の最も強い望みに対して、物理法則を覆すほどの幸運が発揮された。
当時の私は自分のことが他の何よりも大切だったからどんな無茶をしてもなんとかなった。
28
:
◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:11:25.85 ID:nKrEHmuR0
努力を必要としない才能に恵まれた私は、横柄で高圧的な態度を回りにとっていた。当然私の周りには人が寄り付かなかったし、私自身もそれが普通なのだと感じていた。
29
:
◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:12:35.35 ID:nKrEHmuR0
ほたるちゃんと出会ったのは私が中学生のとき遮断機の下りた踏切の中だ。朝から小学生の死体なんて見たくない、私はそんな理由からほたるちゃんを助けた。
それ以来、あの子は私にひどく懐いてきた。私の身勝手な態度に無償の好意を向けてくれるほたるちゃんにくっつかれている内、彼女は私にとって初めての親友となった、
以下略
30
:
◆Dr.jM/UHkk
[saga]
2016/12/03(土) 22:14:47.22 ID:nKrEHmuR0
私とほたるちゃんの間に溝が出来たのは私が中学を卒業する直前、
ほたるちゃんの家庭が転勤で引っ越すことになった日だ。
その日、車に乗ろうとするほたるちゃんを追いかけて私は車道に飛び出し、さも当然のように私は車に撥ねられた。
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