108: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:20:13.60 ID:FCBCD8mJO
…。
「報告します。実験体1号、レベル2に覚醒しました」
「…早いな」
109: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:21:02.35 ID:FCBCD8mJO
「…どうかしたか?」
「…不安要素はある」
「…それは?」
110: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:21:45.53 ID:FCBCD8mJO
『…』
『…』
111: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:22:22.08 ID:FCBCD8mJO
『…』
何とか、ギリギリで殺す事を防いだ。
それでも、彼女達が警戒を解くことはない。
112: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:23:13.07 ID:FCBCD8mJO
『…私、どうすれば良いの…?』
果てしなく、暗い闇に閉じ込められた彼女は、答えを求めて彷徨い続ける。
『…ママ…パパ…』
113: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:23:54.05 ID:FCBCD8mJO
「どうだい。そろそろ動けそうかい?」
「…ん」
思った以上に衰弱していた未央の身体はそう簡単に本調子を取り戻せるわけもなく、しばらくは布団の上で寝かされていた。
114: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:24:38.27 ID:FCBCD8mJO
「ミオ。アンタは何も間違っちゃいないよ」
静かに、それでも激しく泣きじゃくる未央に、優しい言葉を投げかけるアマネ。
それが、彼女にとって救いの手なのかは別としても、だ。
115: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:26:05.00 ID:FCBCD8mJO
「…ねえ。これからどうする?」
着てきたお洒落な寝間着でなく、アマネの古着で何とかしのぐことにした。
つまり、ここに居着くことになってしまった、というわけだ。
116: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:26:42.51 ID:FCBCD8mJO
「…!」
鍬を持つ手に力が入る。
ミシ、という音に慌てて手を離す。
117: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:27:28.42 ID:FCBCD8mJO
「アンタらはどうあってもその力を使いたいんだろ?」
「そりゃ、そうだよ」
使えるものは、使う。
118:名無しNIPPER[sage]
2016/12/18(日) 21:27:57.00 ID:Ef6bTfoA0
完全にRXじゃないか
マリバロンが言ってた大叔母様って百目婆ァ=アマネか?
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