114: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:24:38.27 ID:FCBCD8mJO
「ミオ。アンタは何も間違っちゃいないよ」
静かに、それでも激しく泣きじゃくる未央に、優しい言葉を投げかけるアマネ。
それが、彼女にとって救いの手なのかは別としても、だ。
115: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:26:05.00 ID:FCBCD8mJO
「…ねえ。これからどうする?」
着てきたお洒落な寝間着でなく、アマネの古着で何とかしのぐことにした。
つまり、ここに居着くことになってしまった、というわけだ。
116: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:26:42.51 ID:FCBCD8mJO
「…!」
鍬を持つ手に力が入る。
ミシ、という音に慌てて手を離す。
117: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:27:28.42 ID:FCBCD8mJO
「アンタらはどうあってもその力を使いたいんだろ?」
「そりゃ、そうだよ」
使えるものは、使う。
118:名無しNIPPER[sage]
2016/12/18(日) 21:27:57.00 ID:Ef6bTfoA0
完全にRXじゃないか
マリバロンが言ってた大叔母様って百目婆ァ=アマネか?
119: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:28:13.42 ID:FCBCD8mJO
励まされたのか、単純に怒られたのか。
どちらかは分からない。
だが、そのどちらとしても共通する言葉はある。
120: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:28:54.54 ID:FCBCD8mJO
「あれ?」
「寝てなくていいの?未央…」
暗く、寝たきりになっていた彼女。
121: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:30:35.47 ID:FCBCD8mJO
…。
「…」
「マリバロン様」
122: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:31:33.55 ID:FCBCD8mJO
…。
……。
少女は、目を覚まさない。
123: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:32:36.34 ID:FCBCD8mJO
一応ではあるが、当面の目標は立てた。
まずは、卯月を助ける事。
その後は、それが成功した後に考える。
124: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/18(日) 21:34:20.17 ID:FCBCD8mJO
襲われたのは、事実。
が、それは向こうの勝手であり、こちらが仕掛けられる訳でもない。
それに、仕掛けられたとして、自分達はそれを生け捕り出来るのか。
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