140: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:10:10.38 ID:ylE/K+2dO
「この…!いい加減倒れろー!!」
マシンガンの如く光弾を浴びせ、それでも武陣は倒れない。
寧ろ喰らえば喰らう程、勢い増して突っ込んでくる。
141: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:10:52.31 ID:ylE/K+2dO
「‥!!」
胸部に、鈍痛。
思わず、後ずさりしてしまう程に。
142: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:11:38.17 ID:ylE/K+2dO
「…まさか…これを砕くとは…!」
銃弾も、槍も剣も跳ね返すだろう、自慢の鎧。
自分がおかしくなっていなければ、間違いなく今、これを砕いたのは。
143: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:12:36.91 ID:ylE/K+2dO
「…貴様は、失敗作などではなかったか…」
誰に呟くわけでもない独り言。
この事を誰かに報告することはない。
144: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:13:54.31 ID:ylE/K+2dO
まず初めに感じたのは、冷たい。
何か、冷たいものがゆっくりと胸部から中へ侵入してくるのが、分かる。
そして、コンマ数秒後に来る、強烈な痛み。
145: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:14:50.53 ID:ylE/K+2dO
…。
「実験体1号、島村卯月。2号、本田未央。3号、渋谷凛。4号、城ヶ崎美嘉」
「…このような女の、しかも子供に…?」
146: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:15:42.34 ID:ylE/K+2dO
「…!」
凛の槍を掴み、奪い取ろうとする。
しかし、痛みと出血で力が湧かず、逆にさらに押し込まれ、捻じ込まれる。
147: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:16:35.66 ID:ylE/K+2dO
「…」
凛はこちらを一瞥し、また真っ直ぐ歩き始める。
その背中は、追ってくれるなと言っているようにも思える。
148: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:18:03.45 ID:ylE/K+2dO
「…」
努めて、冷静に。
優しく、言葉をかける。
149: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/21(水) 23:18:56.39 ID:ylE/K+2dO
続きまたそのうち書きます
150:名無しNIPPER[sage]
2016/12/21(水) 23:19:47.95 ID:Fnll5mTzo
舞ってる
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